ターン15 融合!英雄と騎士の意地!
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「え、俺?」
「そうなのニャ、三沢君とデュエルして、勝った方がノース校とのデュエルの代表となるんだニャ」
あいもかわらず何の役に立つのかよくわからないけど聞いてるぶんには結構面白かったりする錬金術の授業中、大徳寺先生が軽い口調でとんでもない話を振ってきた。一瞬固まった部屋の空気の中でやはりというかなんというか、最初に復活したのは彼女だった。
「大徳寺先生、一体何があったんですか?………って聞きたいみたいです」
「いい質問だニャ夢想君。実は〜」
ちなみに彼女の名誉のためにつけたしておくけど、別に今の発言に悪意はない。ただ、つい昨日わざわざ校内放送で『ノース校とのデュエルの代表はシニョール亮に決定したのーネ!!』とえらくハイテンションなクロノス先生からの発表があったことを踏まえてのことだ。
『そんで?ノース校代表が一年だからこっちも一年で対抗しましょう(by鮫島校長)→遊城十代だな(byカイザー)→ならば私は三沢大地を推薦するのーネ!(byクロノス)…………ま、ここはそのまんまか』
「そのまんま?何が?まあそんなことはどうでもいいんだよ、問題はさ、僕だってその代表の候補ぐらいにはなってもよかったんじゃないの?ってことなんだよ。一応万丈目には勝てたんだし」
『面白くなさそーな仏頂面で帰ってきていきなり何を言い出すかと思ったらただの愚痴か。でもお前個人だと極端に実力にムラがあるだろ?同じ格上が相手でも勝ちっぱなしの十代と違ってお前勝ったり負けたりでなんかこうパッとしないし』
「うー否定できないー」
『そーゆーこった。ま、諦めて観戦してよーぜ』
「そだね。あ、そうそう十代から呼ばれてたんだった。デッキ調整やるから手伝ってくれって」
『先行ってるぜ〜』
「…………壁抜けは卑怯だと思う」
『なはは、悔しかったら死んでみーろ』
「僕だって一回死んで………まあいいや、思い出したくもない。それに、どうせこの部屋の壁抜け程度なら造作もないもんね。よっこらしょっと」
「それでーは、これよりラーイエローの三沢大地と、オシリスレッドのドロップアウ…………じゃなかったノーネ、遊城十代によるデュエルを始めますーノ!」
「頑張れ十代、三沢ー!」
「アニキ〜、負けるなー!」
『一晩寝てりゃさっぱりしてるあたり、こいつも単純というか素直というか』
「………頑張れ、だってさ」
いつの間にか横に来ていた夢想と一緒に声援を送る。そういや、いまだ入学以来負けなしのはずなのになんで夢想はこっち側にいるんだろうか。選ばれるだけの実力はあるはずなのに。
「私?この間清明と一緒に制裁デュエルやったでしょ。あれの後でまた出すのもなんだからってことで学校側がやめたみたいだよ、だってさ」
「スケール違うねなんか。こ
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