第二幕その七
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って見詰め合う。そして湖から離れていく。
「私達の出会いの湖よ、今はさようなら」
「そしてまた来るその日に再会の言葉を」
「待っておるからな」
お爺さんがまた言った。
「ではな」
「その時また」
「ええ、また」
「会う日まで」
二人と精霊達は別れた。そして王子とルサールカはそのまま城へと向かう。二人が永遠の愛を過ごす城へ。もう二人の間にわだかまりはなかった。愛が全てを消し去り、結びなおしていたのだから。愛は奇跡を起こし、全てに勝る。愛より尊いものはこの世にはないのだから。
ルサールカ 完
2006・9・9
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