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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0157話
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ラ・フラガだ。

「へぇ、こいつは驚いたな」

 そう言いながら、マリュー達の前へと進み出るムウ。

「地球軍第7機動艦隊所属、ムウ・ラ・フラガ大尉。よろしく」
「第2宙域、第5特務師団所属、マリュー・ラミアス大尉です」
「同じくナタル・バジルール少尉であります」
「乗艦許可を貰いたいんだが、この艦の責任者は?」

 ムウのその言葉に一瞬沈黙したナタルが口を開く。

「艦長以下、艦の主立った士官は皆、戦死されました。よって今は、ラミアス大尉がその任にあると思いますが」
「え?」
「無事だったのは、艦にいた下士官と十数名のみです。私はシャフトの中で運良く難を……」
「艦長が……そんな……」
「やれやれ、なんてこった。あー、ともかく許可をくれよ。ラミアス大尉。俺の乗ってきた艦もザフトにやられちまってねぇ」
「あ、はい。許可致します」

 マリューのその言葉で、取りあえず艦のゴタゴタについては一段落した。となると次は……
 ムウが俺やキラ達の方へと視線を向ける。

「で、あれは?」
「ごらんの通り、民間人の少年達です。……男の方は自称ナチュラルの傭兵ですが。少年の方は、襲撃を受けた時に何故か工場区にいて……私がストライクに乗せました。男の方はこのへリオポリスにバカンスか何かで来ていた所を先程のザフト襲撃に巻き込まれ、ザフトが奪おうとしたブリッツを守ってくれました」

 正確には、ザフトの赤服パイロットのニコルに代わりブリッツに乗り込んだんだが、どうやらマリューはあまり問題にはしない方向で話を進めるらしい。俺としては助かるが、この辺の優しさが軍人向きではない所なんだろうな。

「少年の方がキラ・ヤマト。男の方がアクセル・アルマーといいます。彼等のおかげで先にもジン2機を撃破、内1機はコックピットと頭部以外はほぼ無傷と言ってもいい状態での鹵獲に成功しました」
「ジンを鹵獲した!?」

 驚きの声を上げたナタルにマリューが説明する。

「アクセルさんがブリッツでコックピットブロックを潰して。確か……」
「ええ、そのジンなら既に艦の中に運び込んであります」

 マードックがマリューの説明に頷く。

「俺は、あれのパイロットになるひよっ子達の護衛で来たんだがねぇ。連中は……」

 そう尋ねるムウに答えたのはナタルだった。

「丁度指令ブースで艦長に着任の挨拶をしている時に爆破されましたので、共に……」
「そうか」

 ひよっ子とは言っても、このへリオポリスに来るまで同じ釜の飯を食った仲間だ。それなりに思う事があったのか、ムウの表情はどこか沈痛なものだった。
 だがそれもすぐに振り切り、俺達の方へと近づいて来てキラに、そして俺へとじっと視線を向けてくる。
 ここはキラよりも年長者であ
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