第4話〜勘違い〜
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「アンズ!どこいったんだよ!アンズ!」
目の前にいる男の子は何故か私の名前を知っている。私は不思議に思い考えてみると・・・
ある1つの可能性にたどり着いた。
「あのアイテムを使ったあと本当に変化がなかったの?」
そう。変化は起こっているはずなのだ。あの狂ったGMが何の効果のないアイテムを
よこすはずがない。だったら、変化があるとしたら自分じゃ見えないところが変わっているはずだ。
「だとすると・・・・・」
あれを使った後、少し目線が下がったのが証拠。
「体を映せるものは〜と・・・・」
発見!さて、これで自分の体を映せば答えはでるはず。
「さてさて、答えは〜・・・・!ビンゴ!!」
当たりでした。さて、となると目の前の男の子はライト君ということか。
・・・・私はいけない子です。ライト君に悪戯心が湧いてしましました。(。・ ω<)ゞてへぺろ?
「あの〜どうかしたんですか?」
さて、ライト君気づくかな〜。
「あぁ!?あんた誰だよ!」
そう言ってライト君は私に噛み付いてくる。うわぁ、ライト君こんな風になったりするんだ。
「見たところ人を探してるみたいですが?」
ライト君は私を探すのに必死で聞いてくれない。こうなったら最終手段。
「アンズさん・・・ですか?」
そう言ったらすごい勢いで私に詰め寄ってきて
「てめぇ!アンズをどこにやった!!!」
怒鳴り散らしてきました。耳が痛い。
「アンズさんでしたらこの通路の奥にいますよ?」
そうするとライト君は黙って行こうとする。だけど、私は道を塞いだ。
「何すんだてめえ!」
ライト君の目に殺気が!怖い。
「いえ。ただで通すわけにはいかないので・・・・」
さらに殺気がこもる。
「・・・そんなに死にたいのか?」
静かな口調なのに本気なのが伝わってくる。
「あなた、もう殺人者になるおつもりで?」
ライト君は一瞬ハッとした顔をしたが、またさっきの顔に戻り
「構わない。大切な人を救うためならば」
その決意は・・・・・本物だった。
ライト君は片手剣を装備すると私に襲いかかって・・・・こなかった。その代わり後ろから
謎のプレイヤーが登場。そして、ライト君の視線を追うと・・・・ポリゴン片がありました。
私は最初、なんで?と思いましたが、直ぐに答えにたどり着きました。たぶん、あのプレイヤーが
モンスターを倒したのでしょう。しかし、なんという偶然。ライト君はそのことに気づかず
私が殺されたのだと勘違いして・・・・そのプレイヤーに襲いかかりました。・・・って、え!?
「てめえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
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