第2章:おてんば姫とチャラ王の冒険
第20話:夜に騒ぐのは止めよう。だってうるさいし…
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に言い寄られても断ってきたでしょ!? 『私は神に仕える身』とか言い訳して避けてきたでしょ女の子の事!」
違っ! 私はアリーナ様が好きだから…他の女性などには興味が無いから…
「それにリュカに出会ってクリフト、饒舌になったじゃない! 今までは物静かだったのに、この間城に帰った時も頻りに話しかけてたじゃない…私も思ったもん、クリフトはリュカのに惚れちゃったんだなって!」
最悪だあの男! アイツの所為で私は勘違いされまくってる!
「違いますよ! 私はゲイじゃないですし、リュカさんに惚れてなどおりません! ゲイと言われる以上に、あの男に惚れていると言われるのは不愉快です!」
アリーナ様に向かって怒鳴るなど、本来あってはならない事だ…しかしこれだけは全力で否定しておかないと…この事だけは違うと解ってもらわないと!
「何だ何だうるせーなぁ…そんなに騒いでいると、周囲に聖水を振りまいただけじゃ、モンスターを遠ざけられないぞ」
騒ぎの元凶とも言える男が、水浴びを済ませ我々の下へと戻ってきた。
「あ、貴方の所為で私は騒いで居るんです!」
「はぁ!? 何で今までここに居なかった僕の所為になるんだよ? ……これだから神なんぞを信じる信者は馬鹿ばっかなんだよ…」
「な…か、神を冒涜する事は許しませんよ!!」
気が付けば私は、腰に携えたホーリーランスに手をかけていた。
私にとってアリーナ様の次に大切な神を冒涜されるのは我慢出来ない!
「神の事を冒涜したんじゃない! お前の事を馬鹿にしたんだよバ〜カ!」
何と腹の立つ男だ…
この男さえ現れなければ…
クリフトSIDE END
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