異なるの物語との接触〜クロスクエスト〜
エピローグ クエストの最後は
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「なぁ、ソレイユ、キリト……」
「ん〜?」
「なんだ?」
二十二層のキリト達のプレイヤーホーム、《森の家》で、セモンはキリトとソレイユに向かって言った。
「この服装……何なんだ?」
昨日のクエストの折、ソレイユは『LA取れなかったら罰ゲームな』とセモンに言った。そして、ものの見事にソレイユ自身とビート、そしてフブキの三人がLAをとり、セモンは晴れて罰ゲームを受けることとなったのである。
そしてついさっき、『罰ゲームタイムの始まりだ』と言ってソレイユがセモンに着せたのが―――――――
この服。
白いスーツ、であった。ネクタイは薄い紫。ほとんど色は見えない。バンダナもネクタイと同じ色のものに変えられている。
一般的に、タキシードと呼ばれるそれは、しかしセモンの知識には正常な使用用途がインプットされていなかった。
「……わからない?」
ビートが聞く。
「まったく」
セモン即答。
「……なんか……あきれを通り越して哀れね……コハクちゃんが」
「なんで!?」
メルムの嘆息に、セモンの切り替えし。
「まぁ、セモンにその辺の知識がないのはわかった」
フブキまで冷たい。
「ちょ、ちょっとアスナ……これって……」
「似合ってるよ!さ、いってらっしゃ!」
「ま、まって……あぁ〜っ!」
ガチャ、とドアが開いて、隣の部屋で着替えていたコハクと、着付けを手伝っていたアスナが現れる。
「おう、コハク。遅かった……な……ぁっ!?!?」
セモン絶句。
それもそのはずである。コハクが身にまとっていたのは、純白の、レース地のドレス。
いわゆる、ウエディングドレス、と言うやつであった。
「ぴゅぅ〜。似合うじゃん」
「うわぁぁ〜!すごい!綺麗だよコハクちゃん!いいなぁ……私も着てみたいなぁ……」
「……姉さんが着れる日が来るかは謎だけどな」
「(ピシッ!!)……ふ〜ぶ〜き〜く〜ん〜?」
「ん?な、ちょ、ちょっと待った姉さん!!ここ、ここ圏内だって!!そんなの取り出しても無駄だって!!」
「問答無用!!!」
「ギャぁあああああ―――――――――――――」
「……そ、ソレイユ……キリト……これは……これはどういう……?」
「お前への罰ゲーム。アスナとルナに作ってもらった。さぁ、皆の視線を受けるがいい!!」
「ひゅーひゅー!」
「シャノンたちがこれらなかったのが残念だな」
ソレイユとキリトが散々にセモンをからかう。
セモンは、ここに来てやっと自分の服装の意味に気が付いた。
「さて、それじゃぁセモン、コハク、な
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ