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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第19話 魔王襲来ですよ?
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たけど……」

「それは貴女の怠慢と油断が原因。猛省し、このお2人のゲームメイクを見習いなさい」

「うー……了解しました」

アーシャはしぶしぶといった様子で頷き、その場から離脱する
修也はそれを無視した

「おや? アーシャを逃がすのですか?」

ジャックは不思議そうにカボチャ頭を傾げて言う

「ああ、耀はアイツには負けないだろうからな。たとえ地精が相手だろうと決して引けを取らない」

それにと修也は続ける

「その修復速度、お前はアーシャ=イグニファトゥス作のジャック・オー・ランタンでじゃない。
――――生と死の境界に権限せし大悪魔、ウィラ=ザ=イグニファトゥス作の世界最古のカボチャ悪魔、
不死の怪物、ジャック・オー・ランタンだろ?」

ジャックは驚いたような口調で言う

「その通りです。あなたのお名前をお聞きしても?」

「いいぜ、俺はジン=ラッセルのノーネーム所属の召喚剣士、源修也だ」

「まさか、このような人材がノーネームに所属しているとは…いいでしょう、聖人ペテロに烙印を押されし不死の怪物――――このジャック・オー・ランタンがお相手しましょう!」

ジャックはランタンを掲げ、戦闘体制に入る
修也は拳を構え、叫ぶ

「ヴォルザ! フルドライブ!」

《イグニッション》

ドン! と修也から魔力が放出され、ジャックを少し後退させる
ジャックは再び油断無く構え、ジャックの頭上に7つの業火(ゲヘナ)が宿るランタンが出現し、蓋を開くと同時に荒ぶる炎が零れ落ち、膨らむ

「ヴォルザ! カートリッジ、フルロード!」

修也は叫ぶ
修也の腰にあるマガジンからカートリッジが左右4個ずつ、計8個排出される
すると、ジャックから放たれる熱とは相反する冷気が修也の体から放出される

「大・炎・上!!」

「爆・氷・拳!!」

ジャックからは大地を焦土と化す業火が
修也からは大地を凍土と変える絶対零度の冷気が
放たれ、爆発する

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

爆発に飲み込まれ、会場の破壊でゲーム続行不可
よってギフトゲーム【アンダーウッドの迷路】は一時中止となった


「「修也(ジャックさん)やりすぎ!」」

「「すみません」」

ジャックの召喚した地獄の炎と修也の絶対零度の冷気による爆発の余波に巻き込まれた挙句
ゲームを一時中止にまで追いやられた耀とアーシャがその原因である修也とジャックを叱っていた
その時、空から黒い封書が落ちてきた
上空から雨のように撒かれた黒い封書。それに気付いた辺りが騒がしくなる



ギフトゲーム名: The PIED PIPER of H
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