十四話
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け。僕とアスは皿洗いに回された
「じゃあ、早めに終わらせちゃおうか。でも、適当にやったらやり直しね」
「わかってる……」
まぁアスはそこまでいい加減じゃないから、大丈夫だと思うけど……
「あと、アス。割らないでね?」
「割らねぇよ」
だったらいいんだ
皿洗いは思ったより早く終わり、今は拭く作業に没頭している
キュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュキュ
「クロム……」
少し怒気を含んだ声色でこちらを睨むアス
「ゴメン。つい…」
アスはどうやら、この音が嫌いらしく、昔もこれをやって思いっきり頭をぶん殴られた記憶がある
悪ふざけも止めて、さっさと終わらせると食器の入ったかごをアスが持ってしまう
「アス。僕も一緒に片づけるよ?」
「どうせ届かんだろ?先に陸戦場に行っておけ」
そう言ってスタスタと行ってしまうアス。んーなんか納得いかないけど、今はいいや
てなわけで少し急ぎ目に陸戦場に来ると、先客がいた
「ん?お、クロムが最初か」
ノーヴェさんだった
「終わったのか?」
「ええ。最後の食器を戻すのはアスが勝手に全部やるって言ってもってちゃいましたけど……」
気遣ってくれたんだと思うけどね。やっぱり納得がいかない
「でも、そうなら少しゆっくりしたら良かったんじゃないのか?」
「そうも言ってられないですよ」
ノーヴェさんが頭に?を浮かべている
「まぁ見てて下さい。ロンド!録画スフィアを十機展開。ステルスと隠蔽をつけて、陸戦場全体に配置。録画優先順位はロンドに任せるよ」
≪はい。録画優先はお手本になる動き、連携、プレイを優先的にします。メニューを作りやすいような物もですね?≫
その通り。流石相棒
「なるほどな。お前、色々と盗む気満々なのな?」
「僕の総合魔法格闘技。あれは色々な人の技や動きをマネしてとり入れたものです。今更技や動きを盗むのに躊躇なんてありやしませんよ」
せっかくの高ランク魔導師のトレーニング風景が見られるんだ。この目で盗める事は全部盗むよ
「お前、昔みたいにインターミドルに出る気はないのか?」
「……なんですか?いきなり」
「お前の事、少しだけ調べた。名前を聞いた時にインターミドルの常連だって事はわかってたからな。少し深いところを」
そうですか……
「お前、元の戦闘スタイルは今の物とかけ離れてるだろ。どうしてだ?」
「……話すとでも?」
あの事はもう僕の中ではどうでもいいこと。だけど、他人に踏み荒らされるのを良しとはしない
「思わねぇ。だから別に無理に聞き出すつもりねぇ」
「話す気になったら、だったら僕はずっと話し
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