無限×無限=?
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途中から千冬の姿が見えなかったのは拠所と一体化していたからのようだ。千冬は拠所の頭部の上に現れた。だから全身から拠所と同じように黒い煙が上がっている。千冬は激しく息を切らし、膝を付いている
「「何故だぁ・・・何故ここまでの力を出せる・・・?何故、自分の為ではなく、他の物の為に・・・」」
「お前には解る訳ねえだろうがよ!!」
千冬は頭上の声に上を向くと、閃輝を中心に霊夢、霊奈、闇夜、魔理沙が陣形を作っていた。そして4人は閃輝に手を合わせて向けて、全ての霊力を閃輝に集中させていた。閃輝の身体に霊力が蓄積されて行き、閃輝は眩しい程の光を纏い始めた
「お前は自分の欲の為にしか動いてねぇだろ!それにな、別に理由なんてねぇよ。ずっとそうして来た・・・これからもずっとな!!!」
全ての霊力が閃輝に注がれた瞬間、閃輝の纏う力が一気に変わった。4人から与えられた霊力は全て神力に変換され、閃輝の力となった。纏っていた光も美しい淡い光が虹色へと変化していた
「誰かを助けるのに理由なんているかよ!自己満足だけど、救える物があるなら全力で救う!!それが!!霧雨 閃輝の生き方だぁぁあああ!!!!!!!!!」
閃輝は翼から先程とは全く違う程の量の粒子を吹き出して上昇する。その速度も尋常ではない、あっさりと音速を超えている
「行くぞぉぉおおおおお!」
閃輝の雄叫びと共に、閃輝の身体から光が強く溢れ出していく。その光は収束していき鮮やかに輝く4体の竜を作り出した、閃輝に力を与えた霊夢、霊奈、闇夜、魔理沙の象徴するかのように赤、橙、黒、黄色、そして虹色を纏った閃輝。5体の竜は上昇しきると花開く様に四散して、急降下して拠所と千冬目掛けて突撃する
「いぃぃぃい・・・ちぃぃいかぁぁぁぁ・・・」
「俺は一夏じゃねぇぇぇええ!!!」
赤の竜が先頭を切り、拠所の背中に直撃して背を溶かすように焼き尽くす。橙の竜は拠所の懐に体当たりして大爆発を起こす。胸部にあった触手は全て吹き飛んでそこには心臓のような形をした、ISのコアのような物があった
「「がぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!止めろぉぉぉおおおおおお!!!実の姉を殺す気かあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!??????」」
「今更止めると思うかぁぁぁぁぁああ!!!!!!!!!!!!!」
黒、黄色の竜も拠所の胸部に体当たりして大爆発する。心臓の役割をしているコアは完全に露出し、拠所は苦しげに小さく声を挙げている。千冬と邪姫は、激痛にのたうちまわりながら閃輝に止めろというが止める筈が無い
「散れぇぇえええええ!!うぉぉぉおおおお
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