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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生
鹿島女子学園vs多治見大付属高校
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った。
「梨華は頼もしいね。」
「そうかな。みほと変わらないよ。」
私よりもみほの方が頼もしいよ。
だって戦車道では無名だった大洗女子学園をここまで引っ張って来たんだから。
『多治見大付属高校三両行動不能。残り二両。』
審判の判定が聞こえた。
私たちが確認したのは二両だけ。
どっかで一両撃破されてしまっていた。
「なんだか気味の悪い学校だね。姿を隠して一両ずつ撃破するなんて。」
去年は四方から隠れて攻撃する学校だったんだけどな。
今年は違うんだ。
「あっ。多治見大付属高校の二両が森に向かって攻撃しているよ。」
「そうだね。でも後にも注意しないと・・・・」
ドォーン。
ドォーン。
『多治見大付属高校一両行動不能。鹿島女子学園も一両行動不能。』
「やられちゃうよ。」
「梨華が言う前にやられちゃったね。」
今回は両脇にいるんだ。
ちなみに森は演習用市街地の四方に用意されている。
「チェックメイト。予想通り鹿島女子学園が勝つよ。」
私が言った直後だった。
『多治見大付属高校全車両行動不能。よって鹿島女子学園の勝利。』
それにしてもなんでかたまっていたんだろう。
すこし無茶でもやった方がいいんじゃなかったのかな?
「梨華。決勝は各自で動いた方がいいかもしれないよね?」
「えっ。あっ。うん。」
「どうしたの?なにか考え事?」
いや、何て言うかみほが私の言おうとしたことを言ったからビックリしちゃった。
「同じ意見だったから驚いちゃったんだよ。」
珍しく意見が一致したと思った。
「決勝は来週の日曜。練習出来るのは後7日。」
私にしてみるとかなり少ない。
でもこの期間で単時行動が出来るようにしないと。
「三位決定戦が来週の土曜日だって。梨華。見に来る?」
「今なんて言った?」
私は今、耳を疑った。
「三位決定戦も見に来る?って聞いたんだけど。」
「残り7日しか練習出来ないのにそんなことしている暇は無いよ。」
「えっ。でも日程が変わったって生徒会の人たちが言ってたけど。」
まさか、昨日の試合の後に生徒会に呼び止められたのってそれだったの。
私は華麗にスルーって言うか聞こえない振りをしたから。
「ゴメン。私聞いてなかった。」
「そうなんだ。再来週の日曜だってよ。」
それならなんとかなるかも。
「それじゃあ見に来ようか。」
「うん。」
私は会場を後にしようと思ったところで
「宿題やってないや。」
「あたしも。帰ったら一緒にやる?」
「みほって宿題やるの遅いから遠慮するよ。」
みほとやると終わらないもん。
「梨華ひどーい。」
この後私たちは別々に宿題をやった。
私はもちろん終わった。
しかしみほは終わらなかった。
泣きながら私に手伝うように頼んできた。
仕方がなく私は手
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