暁 〜小説投稿サイト〜
ガールズ&パンツァー もう一人の転校生
鹿島女子学園vs多治見大付属高校
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
「これより準決勝第二試合を開始する。両校あいさつ。」
審判からの開始の言葉から第二試合は始まった。
鹿島女子学園は大洗女子学園同様に茨城県に存在している。
茨城県には戦車道が存在する学校はこの二校しかない。
「それでは貴校の健闘を祈ります。」
そう言って鹿島女子学園の隊長が頭を下げた。
鹿島女子学園は全国的に数少ないお嬢様学校の1つである。
だが戦車道選択者からはお嬢様らしさが微塵も感じられない。
もっと言うならば気高いのである。
「私たちも戦車道の名門と言われたことが有りましたので手加減はしませんから。」
多治見大付属高校はサンダース大付属高校と姉妹校になっている。
実力はサンダース付属高校に近い。
使用している戦車もサンダース付属高校と同じでアメリカのシャーマンなどである。
「「移動。」」
両校の隊長が移動を指示した。
ちなみに鹿島女子学園が使用している戦車はロシアのTー34などを使っている。
市街地戦は両校とも経験が少ない。
でも戦闘慣れをしているのは鹿島女子学園の方だ。
鹿島女子学園は月に一回の大学戦車道の練習試合に参加している。
結果もそこそこ良い。
今回見に来たのは私とみほの二人。
理由は昨日の約束で一緒に作戦を考えるため。
「梨華。今日の対戦は鹿島女子学園が勝つんだよね?」
「多分ね。多治見大付属高校は勝てないんじゃ無いかな。」
私は鹿島女子学園が勝つと思っている。
私も当たることなら鹿島女子学園がいい。
だってやりがいがあるんだもん。
「梨華。始まったよ。鹿島女子学園ってどこにいるか分からないけど。」
「鹿島女子学園は徹底的に大狩流の戦い方をしてるから隠れてるんだと思う。」
鹿島女子学園は大狩流の模範とも言える学校だし。
「あっ。多治見大付属高校がもう一両行動不能になってるよ。」
あっ、本当だ。
でも鹿島は何処から狙ったのかな?
「また一両。多分あの陰からだよ。」
私は望遠鏡を使ってみほの言ったところを確認した。
そこにはみほが言った通り鹿島女子学園の戦車がいた。
って言うか流派が違うみほが分かって私が分からないって不味くない。
「よくわかったね。」
「私ね、かくれんぼで鬼ヤるの得意だったんだ。」
それだけで隠れている戦車を素早く見つけるなんて凄いね。
それならみほに戦車を探してもらって私たちで倒せば良いのではないかな。
「それじゃあ。試合当日はみほが敵戦車を探す係りね。」
「えっ。」
「文句言わないの。それに重要な役割だから失敗しないでね。」
「うん。」
あまり大きくない返事に不安を感じた。
でもみほはプレッシャーに強いはずだからなんとかしてくれると思う。
「私たちが絶対に鹿島女子学園を仕留めるから。」
私は断言した。
遠からず勝つと宣言しちゃ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ