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機動戦士ガンダムSEED fulmetalarms
C.E.71編
PHESE−03
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俺は夢でも見ているのだろうか。
ストライクから出てきたのはさっきの子供だ。
「地球軍の方ですか?手を貸していただけませんか?」
これはフィクションなんじゃないのか?大昔に巨大ロボットを子供が操り世界を救うっていうアニメを見た気がする。
「あのー?」
「要件はなんだ?子供の遊びに付き合っている暇はない。」
「そんな!人が気絶しているんです!地球軍の人です!」
「なに?何故それを早く言わん!」
「す、すみません……。」
少し怒鳴っただけでこの竦みようか。余程腰が低いらしい。
「どこにいる?」
「MSの中です。」
子どもに従ってストライクに登りコックピットに至る。
「……!ラミアス大尉!」
ストライクのコックピットのシートに腕から血を流している女性士官がいた。言わずもがなマリュー・ラミアス大尉である。
生憎メディカルキットを持ち合わせていないため傷口が開かぬようそっと彼女を連れ出す。
「キラー。」
「トール!みんな!」
「大丈夫だったのか?」
「うん、なんとか。」
「なぁこれ、ザフトのMSと戦っていたけど地球軍のか?」
カチャ!
「下がれ、ガキ共。これは軍事機密だ。無闇に触ればただでは済まない。」
「ひっ!」
俺は地球軍の制式拳銃のスライドを引きストライクとイェーガーに近付こうとした子どもに向けた。
「しかし俺も機械程冷酷じゃあない。この女性士官を手当しろ。見逃してやらなくもない。」
「わかりました、やります。そうじゃないと殺すなり何なりするんでしょ?」
「サイ……。」
「私もやります。」
「ミリィ……。」
「それでいい。俺はやることがある。サイといったか?指揮は任せる。」
「え?」
正直あんな子どもに任せる訳にはいかないが状況が状況だ。使えるなら何でも使うさ。
イェーガーのコックピットハッチを閉めてから、その場を立ち去った。向かう先はモルゲンレーテだ。なぜならイェーガー用の装備品を集めるためだ。
粗方イェーガー用の装備品が集まった時格納庫にどこかで見たような影が見えた。
「おい!そこで何をしている?」
「え?いや、オレは……。」
「サイか?何をしている?」
格納庫でトレーラーを物色していたのはさっき子どもたちを監督するよう指示したサイとか言う子どもだった。
「あの、マリューさんがストライクの装備があるトレーラーを取って来いと。」
「ラミアス大尉が?」
「はい。」
「あの人は民間人に何させているんだ。……まあ、俺も人のこと言えないが。何番のトレーラーだ?」
「ええと、5番のトレーラーです。
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