8*フラグより食欲
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「あぁ、姫様なら寝てるよ。
彼女は爆睡すると朝まで絶対起きないからね。
それと、防壁をかけたから今姫の居るとこは何も聞こえないし誰にも姫の姿は見えないよ。」
……なんとも図太い神経だこと。
つか、防壁張る意味あるんかい?
「ふぁ、私達も寝ましょう。
後はゼノア隊長達に任せて。」
ミミリィ隊長は以外とひどいな、手伝いせんのか。
まぁ、いいや、自分も疲れたし。
「…じゃあ、寝ますか、おやすみなさい。」
そういいながら自分は馬車へと入っていった。
〜近衛隊サイド〜
「……気付いてないのかな。」
「まさか、それはないと思うよ……多分。」
「姫は絶対起きないでしょうし、ここまで気を使って何も無いことはないと思いますよ。
つか、無かったら防壁張った意味がありません。」
「…でも先生なら、そのまま寝そう。」
「……あ、先生寝息立ててます。逆にシルバは先生の登場で緊張して息が荒くなってます。」
元の世界でも隠れファンの存在に気付かなかった朴念仁が、シルバの気持ち、もとい彼女の気持ちを汲み取った近衛隊の気配りなぞ全く気付くはずもない。
まぁシルバ本人からしても余計なお世話な気もしないでもないが……
なんとも微妙な空気が近衛隊の中に流れるのであった。
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