5*見栄を張るのもほどほどに
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自分の脳では処理が追い付きません。
と、ここで姫様が何を思ったか、いきなり手を離した。
ガンッ!!
それにより頭が落ち、いい音がなった。
自分、悶絶。
そして痛がってる自分に姫は
「す、すまん。」
…ちゃんと謝罪できるんだな、こいつ。
「と、そんなことより、ナルミ!
おまえは一体なんの職業についている!?」
前言撤回、あやまれてねぇ。そんなことってなによそんなことって。
つか職業て、自分はただの学生(バイト歴ナシ)よ。
んなこといわれても“高校生”としか…
いやあるな、実際今は存在しないが一度は憧れた職業。
奴らに解るかはわからんがからかってみよう。
せいぜい聞いたこともない言葉になやむとよいわ。
「自分は、武士だ。俗に言う侍だ。」
カッコつけていってみた。
そう、自分は男子なら誰でも憧れであろうものを名乗ったのだ。実際は、今の時代にはもういないから武士の心を持っているということにしておこうという逃げ道を作っての発言である。
これなら嘘にはならない…ハズ。
なぁに、ほんのおちゃめだ。仏様なら許してくれるべ。神様には許してもらわんでも別にどーでもいいし。
…ちなみにこの時自分が、最大級に自分の首を吊しあげている事には全く気がつかなかった。
なので自分はその時、「みなさんには侍やら武士やらの単語はきいたことはないだろうからそろそろカミングアウトしときましょう。」なんて甘い考えをしていたのだ。
直後に思い知ったが。
「とはいってもこ「やはりそうか!やはりナルミはブシでサムライで人間なのだな!そうだろう!」
…もしかして自分、悪ふざけで地雷ふんだ?
攻撃したら万能地雷クレイモヤにひっかかった?
…言えないよ、この娘の純な瞳、真っ直ぐで輝きまくってるし。
いまさら嘘ですなんて言えない。自分にはこの期待を裏切る勇気はありません。
「…はい、そうですぁぅ!!」
…いっちゃった。
もう後戻りできねぇ。
くそ、誰がタイムマシーンをくれ。
ふざける前の自分をどうにかしてとめてくる。
つか、またかよ…
そう、地獄の首ブンブン、再開。
今回はさっきより多めにぶつけております。
そしてエリザ姫はテンションを上げて。
「ならやはりニホンとはバクフのことで、伝説の勇者であるセタ・ソウジロウは実在したのだな!
そしておまえは伝説の勇者と同じ種族で同じ職業なのだな!」
まて、痛いからやめなさい。
そろそろお兄さん身長縮むからやめなさい。
というか幕府は国名ではないぞ、そして誰だセタソウジロウって。
そしてなんだ、伝説の種族って。
いろいろと疑問はあるが、とりあえず首とれそうだからやめて。
質問もまとも
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