5*見栄を張るのもほどほどに
[3/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
し、わしですらみたこともない。」
心底驚いていた様子である。
つか、オーラってつまりそれまでの教育がどんなんだったかつーことか?
なら、うちの親は勇者とかを育てる教育をしてきたらしいな。
ありえねぇっての…
そして、ブツブツ言いながら思案してるゾーン爺さんはほっといて、ゼノアに聞いた。
「じゃさ、勇者とか覇王とかってなに?」
「…勇者とは、世界を敵にしても全てを守り、世界を動かすし、革変をもたらす勇敢な者。
覇王とは、武と力ににより民を守り、畏怖による絶対的な支配をする魔王の覇者のことを指す。これが一応正式な文献に載っている定義だ。それぞれ、銀が勇者で金が覇王のオーラだ。」
…魔王って、やっぱりここは魔族の国か。
「まぁ今は勇者が“裏の善良な支配者”覇王が“表の善良な支配者”という認識が強い。
あながち間違ってはいないが。」
ふむ、カームルの時とは違い、えらく解りやすい説明だ。
だがまて、
「どこでどうやって裏とか表とかの支配者っつーことになったんよ。革命おこしたんなら、それこそ表舞台にたつことになるじゃん。」
「それはいまだにわかっていない、考古学者の間でも意見がいくつにもわかれていて説明しきれない。ちなみに私は彼の有名な勇者、オルバーハットの起こした“解放戦争”が原因ではな「ゼノア、落ち着け」…すまん。」
…姫、慣れてるな。
とりあえず、ゼノアは考古学好きというのと、自分がとてつもなく変態だというのがわかった。
と、そこでゾーン爺さんがなんかほざいた。
「…しかし、まさか本当に勇者のオーラが存在するとはのぅ…」
ちょいまて。
「本当にとはどういうことだ。
さっきのゼノアの話しでは何人も勇者はいたっぽいけど。」
「いやナルミ、実は彼らは周りからその功績を讃えられて呼ばれてるだけであり、勇者のオーラはでてなかったんだよ。
過去に一人だけそれを持って者がいたなんてゆう話もあるが、それは伝説の種族であって本当かどうかは定かではない。
そもそも、その人物がいたかどうかも疑問視されてる。
お伽話ではよく“勇者の銀色のオーラが悪い魔獣をたおした”なんていうくだりはよくみるけど、本当にそれを纏った者がいたという正解な記録は残ってないからな。
そもそも、お伽話でさえ勇「ゼノア。」…はい。」
ここまでくるとオタだよな、似た空気を感じる。
似てるだけで根本は違うが。
しかし、史上初ねぇ。
今までの勇者な人達はみんな30秒しか命なかったんでねぇの?
というか、勇者はわかったが、覇王の方はどうなんだ?
と考えてると、エリザ姫様が好奇心からかワクワクした声で発言した。
「ところでナルミ、おまえはどこの国の王族じゃ?
覇王の
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ