5*見栄を張るのもほどほどに
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「ディカポルク。」
お姫様になんかやれとの漠然なご命令により困っていたら、後ろにいた爺が得意な事をやってみろってのたまいやがった。
なので、危険でない物をしばらく考えて思いついたのがこれだ。
黄色い本のアヒルっぽい王様候補の術である。
ちなみに彼が消える直前に暴走したときの彼のパートナーのかっこよさには惚れた。
普段ヘタレでカッコ悪いくせに、俗に言うギャップ萌えというやつだと自分は思う。
…興味ないっすよね、はい。
「なななななななっ!なんだっ!これはっ!」
おぉう。
エリザ姫めっちゃ驚いてるよ、これ幻なのに。
てかまって!
皆さん、やめて、構えないで!
もちろん命は惜しいので、すぐに術をといてホールドアップさしてもらいました。
すると
「あっははははははははは!!」
エリザ姫大爆笑。
なに、両手挙げるのが笑いのツボなの、この姫様!
…違っぽいね。
なんか後ろの腰抜かしてる爺を指差してるし。
なんかかわいそう、まじ、すんません。
そして、大分収まったっぽい所で姫様が。
「ヒィー、ヒィー、…ゼノア、判別器をもってきてくれ。」
…判別器って、ナニ?
********ヾ☆
判別器とは、その人の持つ属性や特性を示す特殊な魔法石である。by姫
これがこの数10分の間に判別器とやらについて聞き出す事のできた情報である。
何故姫様かというと、後ろのゾーン爺(エリザ姫が愉快そうに紹介してくれた)は腰が大変な事になってるし、他は警戒しまくりで聞けないし、なによりゼノアがいないしで、必然的に姫様にきくしかなくなってたのだ
そして、姫様いわく
「聞くよりやったほうが早いし解りやすい。
そもそも、説明するのがめんどくさい。」
と、ついこないだ聞いたようなフレーズをいってきた。
なので判別器については全く解らない。
そしてなんだかんだで時間がすぎて、ゼノアが金色の台にのったなんかでっかい、直径1.5メートル程の水晶玉みたいなのが乗った金色の台を運んできた。
そして
「よし、ナルミ。
さっそくこの玉に手を入れてみるのじゃ。」
いれるて、無理。
どっからどう見ても水晶玉で穴なんか空いてないから入らないはずだ。
「すまん、触れども入りはしないと思うぞ。」
言い間違いだろうと思い、両手を触れた。
すると
「!!?」
入った、つか取り込まれた。
触ったとこからヌルッて感じに。
ぶっちゃけキモい。
中では手がゲル状の生暖かい物に包まれてる感じである。
なんかゾワゾワする。
で、入れたはいいが…
「…んん?
反応せんぞ?壊れたか?」
そう、なにも起こんなかった
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