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SAO~dead line~
番外編〜とある家の日常〜
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これは、俺がSAOに囚われる前の当たり前であり奇妙な日常の物語。

「お兄ちゃん、勉強してるとこ見てて」

こいつは俺の妹の桐乃宮 栞(きりのみや しおり)だ。ていうか

「見てて?見てるだけでいいのか?」

そうすると、妹は頬を赤らめ驚愕の一言を発する

「うん。やっぱり人に見られてないと気が乗らないっていうか、人に見られてる方が興奮するってい

うか・・・」

俺は意味が分からず

「え?ごめん、何の話?」

そう言うしかなかった。

結局勉強を見ててやることになり・・・俺はふと思い出した。

「そういえば、桜彩は面接もあるぞ」

すると妹は勉強を止め

「そうだね、お兄ちゃん面接の練習付き合ってくれる?」

そんな上目使いで言われて断れる男などいるはずもなく

「おう!OKだ」

簡単に了承するのだった。

そして面接の練習は始まる。

「え〜っと、我が校に入学したら何がやりたいですか?」

俺は定番の質問をすると妹は

「あ〜、その質問考えてなかった〜」

おいおい、これ考えてなくてどうする。なんて思ったが口には出さない。

「そうだな、自分がやりたいことを言えばいいんじゃないか?」

そう助言すると、妹は何か思いついたようで

「じゃあ、教師との背徳恋愛?」

「真っ先に出るのがそれか〜」

俺はなんとなくで答えるのだった。

「え〜っと、じゃあ次。得意な科目はなんですか?」

妹はこれならというような顔をして

「保健体育・・・」

そうなのかと思う俺・・・だがまだ終わってなかった。

「・・・の保健の方です!」

まじかと内心思いながら

「ギリギリ!ギリギリアウツ!!」

思いっきり突っ込むのだった。

「さて、気を取り直して・・・これだけは人に負けないってところはありますか?」

これならと思いながら質問する・・・だが

「性的妄想です!」

「アウツ!!」

妹は強かった。

「お前さ、もうちょっと真面目に考えたらどうだ?」

少し冷たいかなと思いながら言うが

「え?真面目だけど?」

想像以上に強い妹だった。

「じゃもっとダメだよ・・」

妹は思いついたような顔を見せて

「そういえばね、桜彩は人気が高いんだよ〜」

意外だな。

「なんで?」

妹は胸を張って答える。

「人気の理由はね、制服なんだよ〜」

そうだったのか。初めて知った。

「じゃあ栞もそれで?」

妹は違うよと首を振ると

「私は家が近いから!」

俺と同じ理由なのかよ。

「さっすが俺の妹だぜぇ」

まさに俺の妹だった。

わかって
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