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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 召喚士の軌跡
第18話 北側ですよ?
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その後、修也と白夜叉は1つの部屋で向かい合っていた

「で、聞きたいことってなんだ?」

「単刀直入に言おう。おんし、記憶が戻ってきてるのっではないか?」

「は?」

「とぼけずともよい。黒ウサギ達には何も言わんからの、正直に話せ」

「…………本当に言わないんだな?」

「うむ、双女神の旗印にかけて誓おう」

「確かに、フォレス・ガロの一件から覚えの無い物が記憶として戻ってくるような感じ(・・・・・・・・・・)はある。フロアマスターに関することも、それで知った。もし、アレが事実なら………1層クラスの魔王がノーネームを襲撃する可能性がある」

修也の言葉に白夜叉は絶句する

「それは・・・真か?」

修也はうなずいて答える

「そうか…」

白夜叉は目を閉じて考えるしぐさをする

「もう下がってよいぞ」

目を閉じたまま白夜叉に言われた修也は黙って退室する

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修也は廊下を歩きながら考えごとをする

眼帯をした少女がレティシアとメイド服を着た紫色の少女を雷で焼き消す
袴を着た青年が刀で飛鳥と水を放出する女性を切り刻む
紫色の髪をした少女が十六夜を殴り飛ばす
漆黒の刃をふるって空間ごと耀を消す青に近い黒髪の男性
悲鳴を上げながらそれを見る黒ウサギとジン
その目の前には山のようにつまれた子供達の死体

これは修也の頭に突然浮かんだ映像だ
分かっているのはコレは魔王のコミュニティであること
最低でも5桁、最高で1桁の実力者がいることだ

修也はため息をつきながら自室の障子を開ける
しかし、そこには

「う、…うん」

浴衣をはだけさせ、仰向けになって寝ている耀だった

「……。え?」

修也はしばしの硬直の後、思考をめぐらす

(たしか部屋割りのときに耀が俺と一緒じゃなきゃイヤって言って…あぁ、なるほど)

耀は修也が白夜叉の元にいる間に部屋に来て寝たのだ
そう、修也が理解した後
かなりきわどい程にはだけた浴衣を直す

漆黒の刃をふるって空間ごと耀を消す青に近い黒髪の男性

(あんなことには絶対させねえ)

そう、修也は誓い、眠りに付いた
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