第3話〜あるべき姿〜
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あの茅場のデス・ゲーム宣告から2時間経った今、1通のメールが俺に来た。
「ん?メール?だれからだ?・・・・・!!!」
俺は送ってきた相手を見た瞬間固まった。こいつからメールが来ているとすると・・・
アンズにも・・・・いや、全プレイヤーに送られているはずだ。
案の定というかアンズもメールを見て震えていた。
「大丈夫か?アンズ?」
俺は心配して訪ねるが返事は返ってこない。代わりに返ってくるのはカタカタという
震えている証拠のみ。
「おい?アンズ?」
俺は再度訪ねるが返ってくるのはやはり、恐怖を感じさせる震えてる音。
俺は痺れを切らして怒鳴り散らす。
「アンズ!俺の話を聞け!!」
そう言うと、アンズは涙をこぼしながらもこっちを見て口を開く。
「だ・・って、あ、・・・あ・・い・つ・・・から・・・」
俺はハァという息を吐き答える。
「それなら俺にも来ている。多分全プレイヤーに送っているだろう」
アンズはキョトンとした顔をして固まる。
「ほら。このとおり」
俺はさっき送られてきたメールをアンズに見せる。
「ほん・・と・・だ」
そう言ってメールをまじまじと見始める。
「でだ、アンズ。問題はここからだ」
アンズは問題?と言って首を傾げてくる。
「ああ。それはメールに付いてたアイテムのことだ」
アンズは自分に送られてきたメールを操作しアイテムを確認する。
「手鏡?」
そう言ってアンズはまた首をかしげる。
「そうだ。というわけで何かわからないから一緒に使おうぜ」
アンズは少し唸って了承した。
「じゃあ、いっせ〜の、で使うでいいか?」
俺はアンズに聞くと
「いいよ!」
アンズは元気に微笑んで答えてくれた。
「じゃあ行くぞ・・・」
俺とアンズは息を合わせて叫ぶ。
「「いっせ〜の!!」」
俺たちは青白い光に包まれて・・・・・・
「ん?どうなったんだ?」
ちなみに最初の疑問はちょっと目線下がった?だった。
「何か変わったの?」
俺は確認のためアンズの方を向くとそこにいたのは
「「あんた誰?」」
そこにいたのは見知らぬ少女だった。
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