新入部員
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後
朝。陽の光によって目が覚めた士郎。士郎の寝ているベットの隣には飼い猫のクロカが丸まって寝ている
士郎が布団の中で動いていると、クロカがそれによって目が覚めた
「ニャ〜?」
「ごめんな起こして。ご飯は置いとくから好きな時に食えよ。その代わり、食べ過ぎには注意な?」
「ニャ〜」
わかったというような返事をしたクロカ
士郎はクロカの頭を撫でて、部屋を出ていった
「あー疲れた」
授業が終わり放課後。士郎はオカルト研究部がある旧校舎へと向かっていた
士郎てきには早く家に帰りたいところだが、今日は昨日の続きを話すから必ず来るように言われているため、渋々と歩を進める士郎
「ちーっす」
部室の扉を開けて、中に入る士郎
中には既に、リアス、朱乃、祐斗、小猫がいた
そして、堕天使に殺された少年こと兵藤一誠もいた
一誠は士郎の登場に驚きを隠せないでいる
一方士郎は、別に驚きの表情は浮かべておらず、普通にソファに腰掛けた
「全員揃ったわね、それじゃ始めましょうか」
今回は一誠に悪魔の説明をするとのこと
士郎は知っているため、正直言って暇だ
「単刀直入に言うわ・・・私たちは悪魔なの」
単刀直入すぎだ。士郎は心の中でそう思った
一誠も何言ってるんだこいつという顔をしている
「信じられないって顔ね。でも、あなたを昨日襲った男。あれは堕天使よ」
一誠はファンタジー極まってるなっていう顔をしている
その後、リアスが天使や堕天使、そして悪魔などの説明をするが、一誠はそれがオカルト研究部なのか?と小さくつぶやいている
「天野夕麻」
「っ!」
だが、リアスの言葉を聞いた瞬間、驚きの表情を浮かべた
士郎は知らない名前なので首を傾げている
「冗談ならここで終えてください。正直、その話はしたくないんです」
一誠の言葉には怒気が含まれていた
リアスは諭すように言う
「彼女は存在していたわ。確かにね・・・。まぁ、自分に関わった人たちの記憶は消したみたいだけど」
リアスは指を鳴らす
それとともに、朱乃がリアスに写真を渡す
リアスはその写真を一誠の目の前に出す
「その子よね? 天野夕麻ちゃんって」
写真に写っていたのは士郎も見た事のある長い黒髪の女の子。
「この子・・・・・・いえ、これは堕天使。昨日あなたを襲った存在と同じ者よ。彼女はあなたを殺すために近づいたのよ」
「な、なんで俺が!」
一誠は驚く
士郎はなんとなく理由が想像できた
「彼女があなたに近づいた理由は、あなたが・・・神器をその身に宿す存在だからよ」
(やっぱりか)
士郎
[8]前話 [1]次 最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ