機動戦士ガンダムSEED
0155話
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。地球連合軍の将校です。申し訳ないけれど、貴方達をこのまま解散させる訳にはいかなくなりました」
『え!?』
マリューのその言葉に、俺以外の全員が声を上げる。
「事情はどうあれ、軍の重要機密を見てしまった貴方達はしかるべき所と連絡が取れ、処置が決定するまで私と行動を共にして頂かざるをえません」
「そんな」
「冗談じゃねぇよ。何だよそりゃあ」
口々に文句を言うカズイやトールだが、マリューはそれを無視するかの如く口を開く。
「従ってもらいます」
「僕達は、アクセルさん以外はへリオポリスの民間人ですよ!? 中立です! 軍とかなんとかそんなの、何の関係もないんです!」
「そうだよ! 大体、何で地球軍がへリオポリスにいる訳さ。そっからしておかしいじゃねぇかよ」
「そうだよ、だからこんな事になったんだろ!」
確かにこいつらの言いたい事は分かる。実際中立のオーブが条約違反をしていたのは事実なのだ。……いや、だからこそ余計にマリューはここで俺達を解放する訳にはいかないのだろう。
パァンッ、パァンッ!
唐突に響く2発の銃声。マリューが空中へと向けて撃った音だ。
「黙りなさい! 何も知らない子供が! 中立だと、関係ないと言ってさえいれば今でもまだ無関係でいられる。まさか本当にそう思っている訳じゃないでしょう? ここに地球軍の重要機密があり貴方達はそれを見た。それが今の貴方達の現実です」
「そんな乱暴な……」
「乱暴でもなんでも……戦争をしているんです。プラントと地球。コーディネーターとナチュラル。貴方がたの外の世界はね」
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