ラグー・ラビット
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はそれなりのようなのか?」
「もうすぐ、次のボス攻略だから生きてるか確認しに来てあげたんじゃない」
「フレンドリストに登録してるんだから問題にだろ?」
「ああ、いちいち来るなんて律儀だよな〜」
「生きてれば良いのよ。で、シェフがどうこうって何よ?」
「ああ、そうだった。お前今、料理スキルどのくらい?」
するとアスナはいかにも得意げな顔をして、
「ふふん♪先週に完全習得したわ」
「なに!?」
「おお」
二人はそれぞれ驚きの声をあげる。キリトに至っては心底驚いている。
「シオン君はそこまで驚いてないように見えるけど?」
「ん、そうか?まあ、お前ならそんくらいあげるだろうと思ってたからかな。少し前に食わせてもらったサンドイッチ、美味しかったし」
「ふーん」
「まあ、ちょうどいいや。キリト」
「ああ、その腕を見込んで頼みがある」
キリトはアスナに先ほどの“ラグー・ラビットの肉”を見せた。
予想通り、目を見開いて驚いた。
「うわっ!こ、これS級食材!?」
「取引だ。こいつを料理してくれたら一口食わせてやる」
するとアスナはキリトの胸ぐらを掴むと、顔数センチのところまで引き寄せた。
「は・ん・ぶ・ん!!」
ここまでやられてしまっては大半の人は断れないだろう。何せ彼女はSAOのなかでも指折りの美人さんである。そんな人にあんなことをされては断れない。
キリトも思わず頷いてしまい、アスナはやったと言って小さくガッツポーズをした。
「とゆうわけでエギル。見ての通り取引は失敗のようだな」
「ああ、みたいだな。それよりシオン、お前買い取りの依頼があるんじゃ?」
「おっと、そうだった。ほいこれ」
シオンはウィンドウから一本の剣を選んでエギルに渡した。エギルは剣を見て鑑定しているとシオンは、キリトに、
「そうだキリト。俺にも食わしてよその“ラグー・ラビットの肉"」
「構わないが」
「安心しろ。アスナみたいにはいかないが、並よりは上の自信がある。何か他のものを作ってやるよ」
そんな風に会話をしているとエギルの鑑定が終わったようだ。
「いいのかシオン。こんな良い武器売っちまって?」
「ああ、構わない。確かに良い武器だけどこれにはまだ敵わないかな」
そう言ってシオンは親指で背中にかけてある剣を指差した。
エギルは苦笑しながら「そうか」とだけ言ってお代を渡した。
するとエギルはシオンの耳元で、
「ところでシオン、あの肉一口だけでも・・・」
しかし、シオンは軽い笑みを浮かべウィンドウをしまいながら言った。
「感想はメールで送っとくよ♪」
「そ、そりゃあないだろ
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