第三幕その二
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警戒しながら歩いていたのだった。
「ここだよ」
「ここなんですね」
「ああ、密輸団はここにいる」
案内人はそうミカエラに告げる。
「そう。ここにあの人がいる」
ミカエラはその言葉を聞いて呟く。その顔には固い決心があった。
「それなら」
「本当にいいんだね?」
案内人はミカエラに顔を向けて尋ねた。
「ここから先は一人でだけれど」
「はい」
そう言われてもその顔にある決意の色は薄れることはなかった。
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