世界樹
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ていて体には何本かの光の矢が貫いていた。そして、これ以上危険だと知らせるためもう一度キリトの名を叫ぶ。
「キリトッ!危ない!!」
それでようやくキリトはこちらを向くがそれと同時に上から来ていた騎士に背中から剣を刺された。そしてキリトは一瞬の硬直に入る。その硬直が命取りとなり騎士がハイエナのように群がってキリトを滅多ざしにした。そして、騎士たちが飛び去ると、キリトの姿はなく紫に近い黒のリメインライトが浮かんでいた。
「キリトッー!!」
ゲツガはキリトのリメインライトを回収するために急ぐが、キリトを狙っていた騎士もゲツガに狙いを定めたため、ゲツガはさっきの倍の数を相手することになった。
「テメェらぁ、退きやがれぇえええ!!」
ゲツガは騎士の腕から剣をもぎ取り逆手持ちに変える。そして飛んでくる矢を剣を振って一気に吹き飛ばす。しかし、敵はプレイヤーではなくNPC。恐怖を感じることがないため何のためらいもなく襲ってくる。しかし、ゲツガはキリトを早く回収しなければならない。ゲツガは剣を騎士の首を確実に狙って吹き飛ばす。騎士を倒した時の爆煙を影にしながら進もうとするが騎士たちの数が多く思うように進めない。とその時に下にある扉が開く音が聞こえた。
「ゲツガ君!キリト君!!」
下から誰かが叫んだ。ゲツガはこの声に聞き覚えがある。つい数分前に別れたリーファの声だ。なぜここに来たのかは知らないが、来たなら手伝ってもらうことにしてゲツガはリーファに叫んだ。
「リーファ!!こいつらを俺が何とかひきつける!だから、キリトのリメインライトの回収を頼みたい!!」
リーファはそれを聞いて頷いたかは背を向けたゲツガにはわからないが、騎士たちを違った翅の羽ばたく音を聞いて来ているとわかった。
「おい、腐れ外道の騎士ども!俺が一人で相手してやるからっかかってきやがれぇ!!」
ゲツガはNPCの騎士にそう言って挑発する。すると、怒ったのかゲツガ一人に向けて一斉に攻撃を仕掛けてくる。ゲツガはなるべく多く時間を稼ぐために一体一体を確実にひきつけて倒す。
殴り、蹴る、斬る、貫く、吹き飛ばす。ゲツガはとにかく騎士たちをリーファに向けないようにする。しかし、騎士たちはある程度登ってきたリーファに攻撃ターゲットを変える奴らが出てきた。ゲツガは素早く倒そうとするが他の騎士たちによって近づくことができなかった。
「クソッ!邪魔なんだよ!!」
ゲツガは剣で確実に騎士たちを叩き落すが、一向に近づけない。しかし、リーファは騎士たちをうまく交わしてキリトのリメンライトに近づいていく。そして、リーファはキリトのリメンライトを掴んだ。ゲツガはリーファに向けて叫ぶ。
「リーファ、脱出するぞ!!」
ゲツガは素早く、
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