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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第16話 海鳴市にて………
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が世界を手に入れる。それだけは言っておこうかな」
そう言ってゆっくりと白衣のポケットに手を入れるリヒター。
「それじゃあこれで私は失礼するよ。君達も早めにここから退散することをオススメするよ」
何か手を動かした後、そう言いながら男は水無月先輩へと近づいていく。
するとホテル全体が激しく揺れ始めた。
「これって………もしかして………!!」
「レイ、この建物崩れるんじゃ………!!」
「正解だよ、そこのチビッ子君。ここは後数分も持たないだろう。早めに退散することだね」
そう言ってリヒターは水無月先輩の腕を掴んだ。
「おい、水無月先輩に何をする気だ………?」
「何をとは?この娘は我等の情報を流した裏切り者だ。裏切り者を自由にするのは我々の勝手だろう?」
「そうか………だが、それはさせる訳にはいかないな」
「何を………!?」
その続きを喋る前にリヒターが掴んでいた腕の感覚が無くなっていた。
「おかしいな………腕の感覚が………!?」
そう思い、自分の腕を見ると、肘から下の部分の腕が無くなっていた。
「なっ!?」
「知ってるか?剣の達人に斬られると斬られた感触が無いらしいんだぜ?」
「お、お前………」
「ライ、優理来い!!」
リヒターの腕の状態に呆然としていたライと優理に声をかけ、触れたのを確認した後………
「ジャンプ!!」
俺はその場を直ぐに飛んだ………
「う、腕が………これでは研究が………」
その後、建物は大きな音を立て崩れさった………
「星!!」
「何でこんな!!!」
いきなり大きな爆発音があったかと思ったら建物が崩れていきました。
もしかして中で激しい戦闘が………
「星、待て!!」
「だけど救援に向かわなくては皆が!!」
「落ち着け!!いざとなればレイの転移があれば逃げ延びれる!!我等は逃げてくるかもしれぬ敵を一掃するべきだ!!」
「夜美!!」
「星!!!」
夜美にいつもじゃ出さない様な大きな声で怒鳴られ、頭が冷えました。
「………すいません、冷静を欠いてました」
「いや、我も似たようなものだ。星が我より冷静さを欠いてくれたおかげで我が逆に冷静になれた、礼を言う」
おかしなお礼に互いに笑みが溢れましたが、直ぐに崩れ去るホテルへと目を向けました。
レイなら大丈夫、私達は私達の出来る事を………
「ふう、危ない危ない………」
「うえ、いきなりだったから気持ち悪い………」
「優理はいい加減なれなよ………それとレイ、抱えてる先輩のおっぱいとかちゃっかり触ったりしたら駄目だよ」
「おいライ、俺を誰だと思ってる!!」
「「「年上お姉さん大好き男」」」
「アギト、ユニゾン解いた途
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