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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第16話 海鳴市にて………
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「そうですね、そうしましょう」
そう話し合った2人は連絡を取るのだった………
「お疲れ〜!何とか片付いたね!」
結局の所、ムカデは対した事はなかった。
俺はともかく、ライも優理も次々倒していき、残骸だけが広がっている。
いくらAMFが張ってあり、ライの斬撃や優理のディバインバスターを防いだとしても、それが小手調べみたいなものである2人とって全く問題なかった。
ライのスピードにはついていけず、優理の守りも破れない。
………ハッキリ言って前までいたバリアアーマーの方が手強かったような気がする。
『マスター、この先に人の反応があります。どうやら逃げないようです』
『覚悟を決めたって事か?』
「ほぅ………今回は敵さんから話を聞くことが出来そうだな………」
「レイ、油断しちゃ駄目だよ?」
「「ライが言うんだ………」」
「ええっ!?せっかく言ったのに何その反応!!」
アホな事に入り口前で叫んでしまったライ。
「ライ、敵が気がついちゃう!!」
「ご、ごめん!!」
「もう手遅れだけどな………」
しかし部屋の中では特に動きはない。
何か仕掛けるつもりか………?
「2人共、油断せずに行こう………」
俺はそう言って中へ入っていった………
「零治君………」
「先輩!?何でこんなところに!?」
部屋に入ると部屋のベットにロープで縛られた水無月先輩と白い髪の男がいた。
「まさか私の作ったマシンモンスター達をいとも簡単に倒してしまうとはね………いやはや、本当に驚いたよ………」
「お前がクレイン・アルゲイルか………?それにしては余りにもお粗末過ぎる………」
「お粗末とは手厳しいね………これでも並みの魔導師なら手も足も出なくなるように開発したつもりだけど………まあいい、名乗っておこう。………私はドクター・リヒター、冥王教会の科学者をしている」
そう自己紹介をしたリヒターは深々と俺達にお辞儀した。
「なるほど、クレインじゃないのか………」
「君もクレインか………彼には手を焼くよ、管理局であんな名前を売るような事をして………今では我々もコンタクトが取れない始末。一体何を考えているのか………」
「クレインは組織から離れてる………!?」
「おっと、余計な事を話してしまったかな………にしてもここも潮時かな?君達みたいな強力な魔導師が居て、なおかつベヒモスのデータは見つからない………もう時間も無くなってきたし、あのプランで行くしか無いだろうね………」
「お前等は一体何をしようとしている………?」
俺は刀に手を添え、抜刀の構えを取り、リヒターに聞いた。
「詳しくは言えないよ。だけど今度こそ冥王教会
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