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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第16話 海鳴市にて………
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ると、天井にあるステンドグラスから光が漏れていた。

「加勢に行きましょうか?」
「いいや、レイから連絡があるまで待とう。レイ達なら大丈夫だ」
「そうですね」

そんな話をしていたときさった。

「転移反応………!?夜美!!」
「ああ、今回はゆっくり待っていられないようだ」

星が見ている視線の先には機械仕掛けのプテラノドンの
様な生物だった………









「さて、ムカデ達は簡単にやられてしまったが、コイツらはどうだい?」

もう1つ出したモニターを見ながら男がニヤニヤと笑いながらそんなことを呟く。

「何なのこれは………ムカデといい、その恐竜といい、今までとは全然違う………」
「私の発明品だよ。ガジェットを作ったスカリエッティや、あのバリアアーマーを作ったクレインよりも強硬で量産がマシンモンスター。これが完全に量産できた暁にはミッドなど容易に占領できるね」
「そうかしら………?ミッドには多くの優秀な魔導師がいるわ」
「魔導師?………ククク………クレインがバリアアーマーを発明してから魔導師なんてものは時代遅れなのさ。低魔力の魔導師はAMFを展開すれば何も出来ない。ならばよっぽど機械の方が役に立つ」
「だけどしょせん機械よ」
「当たり前だ、これが生物だったら私が怖いよ」

そんな言葉を吐いた男に水無月は小さくバカにしたように笑った。

「甘いわね………あなたは何も分かってない」
「ほう?私の何が………かね?」
「魔導師は時代遅れなんかじゃないわ。むしろ世界を守る剣よ。それを機動六課が証明してくれる」
「あの広告塔の部隊がかね?確かに教えているのはエース・オブ・エースを始めとした高ランク魔導師ばかりだが、新人達は低ランクの者や傭兵や民間協力者ばかりだろう。とても地上の精鋭が集う七課には勝てないと思うがね」
「………だからあなたはしょせんそこまでの科学者なのよ。有名なマッドサイエンティストはちゃんと人の力を、魔導師の力を分かっていた」
「君こそ理解不能だよ、君は頭が回る方だと思っていたが………」
「あなたこそ流石固い頭ね」

水無月にそう言われ、険しい顔で画面に目を向けた。

「なっ………!!」

驚愕する男が目にしたのは、どの画面もマシンモンスターが破壊された映像だった。










「………新型と思い、警戒したが大した事は無かったな」
「下でも恐らく襲われているのでしょうけどこの程度なら問題ないでしょう」

2人並んで浮かぶ星と夜美。
既に回りにいた機械のプテラノドンはおらず、空には2人しかいない。

「さてどうしましょうか?」
「取り敢えずスカリエッティにデータを送ろう。一応新型であり、AMFも使ってきたしな」

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