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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第16話 海鳴市にて………
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出来るようにしている。

「僕はOKだよ?」
「アタシもいつでもいいぜ」

ライとアギトからも元気な返事を受ける。

「レイ、私も暴れる!」

優理は少し物騒な事を言っているが、それでも心強い。
いつも通りの3人を見て零治を安心しながらも、不安を覚える。

(いつもの戦いで相手を舐めきっている………)

ハッキリ言って今までのバリアアーマーの敵はどれもレベルが低く、今まで楽に勝てる様な相手ばかりだった。だが零治には今までとは違う様な、そんな感が働いていた。

(杞憂だといいんだけどな………)

「行こうぜ!!」

そんな事を思いながらアギトに急かされ、リゾート地内にある巨大なホテルに静かに中に入る零治だった………











「レイ………」
「ああ、何かおかしい」

元々巨大なリゾート施設を目的とされ作られていた影響か、中はかなり広い。
3人はそれぞれ黒尽くめの格好で、それぞれ仮面を。

明らかな変質者だが、正体をバレないようにするためなので、ちゃんと着用している。
しかしこの格好を嫌がっているのは星と夜美だけで、優理やライ、そして今回スカさんのアジトに行っていて居ないセッテに関しては結構好評であった。
因みにアギトは零治のポケットにいる。

「静かすぎる。まるで誰もいないみたいだ」

優理に言われ、そう静かに話しながら警戒し慎重に進んでいく。
エントランスを過ぎ、大広間に天井も高く、上を見ると光が入るようにしているのかステンドグラスになっていた。

「ん?あれは………」

かなり広い大広間に出ると、その中心に1つの大きな影が。

「何だろあれ?」
「石像?」

恐る恐る近づくライと優理。

「おい勝手に動くなって………」
『マスター!!』

ラグナルの咄嗟の声に俺は駆け出す。
2人はまだ気がついてないが、今確実に目が光った。

「ちっ!!」

俺は直ぐに転移し、2人を抱え、また転移してその影から離れた。

するとその後大きな音が響き渡る。

「レイ!?」
「どうしたの!?」

抱えてい2人を下ろしさっきの場所を見るとその場所の地面が大きく割れていた。

「えっ!?」
「攻撃してきた!?」

「アギト!!」
「おう!!」

「「ユニゾンイン!!」」

肩に止まっていたアギトとユニゾンし、赤い髪、赤い目、そして体全体で炎を纏った姿になった。

「正体を見せろ!!」

右手にアギトの炎を呼び出し、発射する。
そして炎の照らしたその姿は………

「なっ!?」
「えっ!?」
「おお!!」

「………」

全身機械で覆われた大きなムカデのような生物がそこにいた………


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