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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第16話 海鳴市にて………
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家、スカさん家と話し合い、そういう結論に至った。
流石に管理局の部隊が大勢やって来たら俺達の事ばバレるかもしれないからな………
最初、スカさんとゼストさんはその情報があてになるのか半信半疑だったが、情報が正確で事件も解決できたので取り敢えず信用出来ると結論付けたようだ。
だけどそれでもう1つ不審な点が浮上した。
水無月先輩は何者なのか?
実はスカさんの方でも海鳴市の事件を調べているのだが、先輩ほどのデータを入手することはどうしても出来ないでいた。
なのに何故一般人である先輩が情報を得られるのか?
その答えは………
「……治君?零治君!」
「あっ、はい!?何ですか?」
「もう、本当にどうしちゃったの?………もしかして星ちゃんたちのエッチな想像してた?」
「えっ、いやそこまで溜まってないですよ」
「発散してもらってる?」
「………ボチボチ」
「あらら………」
「いや、何で先輩が赤くなってるんですか………それに何かさっきより力が強くなったような………」
腕が痺れてきた感覚まで感じ、背中に冷や汗が流れた。
「ねえ零治君。私ね、実はまだ処女なの。出来れば最初は零治君みたいな人が相手が良いなぁ………」
「じょ、冗談は止めてください………」
色っぽい声で言われ、思わずうろたえてしまう。
「ねえどう?私も結構自分の体に自信あるんだけど………」
そう言われ、思わず胸元に目がいってしまう。
ライ程ではないがそれでも充分大きな胸。
しかも恐らく美乳。
くそ、なんて胸だ………
そう即座に分析する俺も俺だが、それでも何とか踏み止まる。
「………レイ?」
「はっ!?」
不意に後ろから声をかけられ振り向くとそこには星が居た。
「何をしているのですか………?」
ニコリと爽やかな笑顔で、自分で言うのも何かバカップルって言われそうだが、もの凄く美人だ。
………なのだが、
(目が笑ってない………)
恐らく先輩だからこそ信じている部分があるからこそそうなっているのだろう。
先輩じゃなかったら速攻で連れて行かれてオハナシコースだったろう………
「………それと先輩もいつまでそうしてるつもりですか?」
「あら、少しくらいいいじゃない。星ちゃん達はいつも甘えているんでしょ?」
「先輩………、レイは私達のものです。だからその手を放してください」
「もう星ちゃんてば固いんだから………そうやって縛ってると零治君に嫌われるわよ?」
「嫌われる………?」
「零治君って縛られ過ぎるのにも疲れると思うのよ。零治君は特に自由人って感じがするし」
「いや、でもレイは文句は………」
「優しい零治君がそんなこと言うと思う?」
「………」
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