第百十七話 鬼左近その七
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ものじゃ」
やはり茶好きの信長だった。淀みのない笑みになっての言葉だった。
「あれを飲むと心がすっとして落ち着くわ」
「目も冴えますな」
「だからよいのじゃ」
味だけでなくそうしたものも好む信長だった。
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