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八条学園怪異譚
第二十二話 雪男の一家その十
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します」
「ええ、宜しくね」
「こちらこそね」
 二人も雪ん子に笑顔で挨拶をする、そしてだった。
 愛実と聖花は雪女とその家族をあらためて見てそのうえで言うのだった。
「皆白いわよね」
「そうよね、やっぱり」
 話をするのはこのことについてだった。
「着ている服も白だし」
「下着もかしら」
「当然褌も白だぞ」
 その通りだと言う雪男だった。
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