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阿修羅 無罪の擬態実験。
サバイバル演習にて。
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ち悪いと思うのだけれど?


「無罪は、この試験の答えが分かっていただけマシだ。」


おや、お褒めいただき光栄至極。うん。柄に合わん。


「任務は班で行う!たしかに忍者にとって卓越した個人技能は必要だ。が、それ以上に重要視されるのは”チームワーク”」



「チームワークを見出す個人プレイは仲間を危機に落とし入れ、殺すことになる、例えば・・・」

先生がポーチからクナイを取り出しサスケの首に突きつける


「サクラ、無罪!ナルトを殺せ、さもないとサスケが死ぬぞ」
「「!!」」
「え!?」

三人が困惑する

「と・・・こうなる、人質を取られた挙げ句無理な二択を迫られ殺される、任務は命がけの仕事ばかりだ!」


先生が近くにあった名前が刻まれた石のもとに行き、石を撫でながら話しはじめる

「これを見ろ、この石に刻んである無数の名前、これは全て里で英雄と呼ばれている忍者達だ」

英雄という言葉にナルトが反応する


「それそれそれそれーっ!それいーっ!オレもそこに名を刻むって今決めたーっ!英雄!英雄!犬死になんてするかってばよ!」
「・・・が、ただの英雄じゃない」
「へーえー!じゃあ、どんな英雄達だってばよ!」


「・・・」
「ねえ!ねえ!」

先生が黙り、ナルトは気になるのか嬉々として問いかける
無知と無邪気は恐ろしい。

先生が重たい口を開く

「任務中、殉職した英雄達だ」

ナルトの顔から笑顔が消える



他の二人も何ともいえない表情になる


・・・・皆この石のこと、知らなかったのか…


「これは慰霊碑、この中には俺の親友の名も刻まれている・・・」

場がシンっと静まり返る

「・・・お前ら!最後にもう一度だけチャンスをやる、ただし昼からはもっと過酷なスズ取り合戦だ!
挑戦したいやつだけ弁当を食え、ただしナルトには食わせるなよ」


「え?」



「ルールを破って一人昼飯食おうとしたバツだ、もし食わせたりしたらそいつをその時点で試験失格にする・・・ここでは俺がルールだ、分かったな」



先生はそう言い残すと何処かへ行ってしまった

「へっ!オレってば別に飯なんか食わなくったってへーきだっギュルルル」

・・・腹の虫鳴いてる。


サスケとサクラが座り食べ始めたので自分も座り弁当をあける。

・・・仮面は外さない。


が、それなりにお腹はすいているが我慢出来る程度

「ナルト」

「な、なんだってばよ?」

「ん。・・・」

「「え!?」」


「人前でぇ食べるのはぁ嫌いだからぁあげる。」


「で、でもおなかすいてんじゃねーってばよ…?」
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