第2話〜もう１つの現実〜
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ないの！」
その問いはGMにも・・・茅場にも聞こえていたようで、茅場は少し口のはしを釣り上げて答える。
「そんなの決まってるじゃないか。楽しいからだよ！これが私の望んだ世界だからだ！！」
アンズは口を噛み締めて精一杯叫ぶ。
「狂ってる！狂ってるわよ、あんたは！！」
アンズの頬に涙が伝る。
「おおいに結構。私は私の夢を叶えるだけだ。」
アンズは歯を食いしばり必死に我慢する。
「それでは、これを持ってソードアート・オンラインのチュートリアルを終了する」
そう言って茅場は仮想の空に消えていった。
俺は全てを理解し呟く。
「ここが俺の新しい現実・・・」
まるで、自分に言い聞かせるように・・・・・。
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