第8話
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で?」
「勝敗をだよ」
俺は内心、ヒースクリフが勝つだろうと確信していたから迷った
そんな俺の気持ちを悟ったのかサチが
「あんまり掛けごとはちょっと…」
「え!?そ、そうか…」
クライン…弱点女子
これ確定
「お!そろそろ始まっぞ!」
エギルの言葉で俺達の視線は中央に向けられた。そこにはキリトとヒースクリフ。この世界トッププレイヤーのにらみ合いがすでに始まっていた
「がんばれー!」
「二刀流―!」
「負けんなよヒースクリフぅ!」
大歓声のなか、刻一刻とカウントダウンが進んでいく
そして――
『デュエル!』
ライトエフェクトと同時に二人が地を蹴って駈け出した
そっから先は一瞬でも気を抜くと見失いそうな速さの試合が繰り広げられた
「やべぇな…」
「キリの字、また速くなったな…」
「あのスピードに着いていけるアスナとレイもやっぱり凄い!」
今のは上からエギル、クライン、サチだ。俺は二人の動きを観察するので手いっぱいならぬ目いっぱいです
激しい攻防の中、二人の体力はガードによる微ダメージで減っている。そしてついに戦況が大きく動いた
キリトが防御を捨てた。あの構えは捨て身の上級スキル≪スターバースト・ストリーム≫だ。鮮やかな青いライトエフェクトを帯びてシステムにそって剣が弧を描く。上に下へ斜めや右、高速で次々と斬撃が放たれる。ヒースクリフはお得意の盾でなんと一撃一撃をしっかり防いでいる。その攻防に観客の歓声はさらに大きくなった
正直、二人の戦いを全部見えてるのは10人と居ないだろう。あの二人はそれだけ速く的確な戦いを繰り広げている
「こりゃあキリトが勝てるな…」
俺がつぶやいた時キリトの斬撃がヒースクリフの盾を抜いた。誰もがキリトの勝ちを確証しただろう。だが、次の瞬間世界が「ぶれた」
ヒースクリフの盾がコマ送りのように動きキリトの剣を弾き飛ばす。そしてヒースクリフの剣がデュエルを終わらせるのに十分なダメージだけをキリトに浴びせた
「オォォオオォォオォ!!」
「すっげーー!」
「やっぱkob団長は最強だぁ!」
闘技場の熱気が最高潮に達した。ヒースクリフは武器を納めキリトに何か言ってから観客全員に聞こえるように驚きの事を告げた
「今日はこれだけで終わる予定だったのだが、我が血盟騎士団の副団長アスナがデュエルの申込みがあった。この世界最強と名高い滅殺者とのデュエルをここで執り行う!」
「ハァアアアァ!?」
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