第15話 これは、俺の戦い
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涼宮ハルヒの憂鬱原作の長門有希が思念体をどう思って居たかは判りませんが、少なくともこの世界の長門有希は、思念体に対して疑念を持って居たのは事実です。
少なくとも、この世界の彼女に心が発生した時点で、それまでバグとして蓄積されていた部分が、明確に疑念と成って心の中に発生したのは間違い有りません。
この世界の長門有希は、主人公が一時的に主人格と成って居る為に、彼女の独自の判断で行動する事を推奨して居ます。そして、その自由意思を尊重する態度を主人公が取っている為に、正常な判断で、それまでの自分の行動を判断する事に因って、思念体の行動に矛盾点を見付け出していると言う事です。
その矛盾点とは、最初から阻止可能な事件をわざわざ起こして、それをキョンの目の前で、さも大変な出来事のような振りをして解決して見せて居るから。
そもそも、朝倉涼子暴走事件は、発生する三年前より、何が起きるのか判り切っている事件です。それなのに、わざわざ、キョンがピンチに成るまで対処を行わない。朝倉涼子の暴走原因についても対処しない。
あの事件は、最悪、キョンが死亡する可能性も有った事件のはずなのですが。
カマドウマの事件も同じ。あれも、三年前に発生が判っています。
本来ならば、データを作っている最中に介入すれば事件が起きる事さえなかったはずですし、その方が簡単に事件を処理出来たはずです。
更に言うと、消失事件も同じです。三年前に事件発生が判っているのに、何故か、自分たちが消される可能性が有った事件を放置したままにして有るのですから。
それで、ここまで語ると、消失事件に有る矛盾が発生する事が、賢明な読者の方なら判ると思うのですが……。
その部分に関しては、ここでは語らずに、別の機会で語るとしましょうか。
おっと、この涼宮ハルヒの世界が未来人により歴史を改竄出来ない世界だと、朝比奈みくるが最初に語った欺瞞を信じている読者の方が未だ居る可能性が有りましたか。
本来は触らない部分なのですが、涼宮ハルヒの陰謀内で、その未来人。朝比奈みくる(大)が、本来は出会わなかったはずの二人を、出会う歴史に書き換える部分が原作小説内でも描写されていますよ。
尚、その事により、朝比奈みくるはタイ○パトロ○ル隊員などではなく、時間○罪者の一味である可能性が高く成って居るのですが……。
例え、異世界(平行世界)の歴史で有ったとしても、タ○ムパ○ロール隊員が、歴史の書き換えを簡単に行う事は考えられません。
タイムパラドックスや、カオス理論。バタフライ効果が理解出来ているはずですから、歴史にどんな悪影響が出て来るか判りませんから。
それでは、次回タイトルは『彼女の和室に眠るのは?』です。
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