第一幕その五
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て溜息を出すだけだった。
「そんなことでフライアを犠牲にするなんて」
「しかし御前も賛成したではないか」
夫は夫で妻に言い返した。
「そうではないか?仕方ないと言ったな」
「言いはしました」
フリッカもそれを言われると苦しかった。
「ですがそれでも。ああまで悲しむとは」
「悲しみは時として必要だ」
ヴォータンの自己弁護も続く。
「だからだ。仕方ないと思うのだな」
「城は権勢」
フリッカは己のことを置いて夫を責めることにした。
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