第12話
[8/8]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
は女性だからな。見せたくない相手に素肌を晒させる訳にはいかないからな」と、言っていました。
(あの時の悠斗の背中は、カッコ良かったですね。あの件以来、私の視線は悠斗を追うようになったのですから)
悠斗が傭兵を止める間での間は、私と悠斗は常にパートナーでした。
悠斗が傭兵を引退してからは、一人で戦い続けました。いつか、再び共に戦場に立てる事を信じて。そして、再び悠斗は帰って来ました。また、彼とパートナーを組んで戦場を駆け抜ける事が出来ます。
(悠斗。今度は逃がしません。貴方を私の夫にしてみせます。覚悟してくださいね)
私はニヤリと口許を動かす。私が考え事に耽っている内にどうやら、話が進んでいました。
「なら、今日は悠斗兄様の歓迎会をしましょう!どうですか父様?」
「うむ。クリスの言うことに反対する理由はない。盛大な歓迎会を開こう! 待っていてくれたまえ!今すぐ部隊を召集して、会場の設営を始めるからな!マルギッテ准尉!」
「は!」
「即座に部隊を召集して、悠斗君の歓迎会を開く会場の設営に当たりたまえ!」
「は!かしこまりました!悠斗、クリスお嬢様。失礼します」
「あはは。まあ、気をつけてな」
「マルさん。頑張ってください」
悠斗とお嬢様に見送られ、私はリビングを後にする。中将閣下の命令に従って部隊を召集して、会場の設営にあたるのであった。
マルギッテsideout
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ