第12話
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虚だな。流石侍だ。しかし、何故ゆえ執事服なのかね?もしや!クリスの執事をしてくれるのか!!」
「いえ。前の仕事の仕事着でしたので。基地に着いたら着替えますよ」
いや、流石に揚羽様以外に仕える気は無いよ。
フランク中将は、ガックリと肩を落とす。
そんなに残念なのか!? あ、席順は俺の隣にフランク中将、中将の向かい側にセレン、俺の向かい側にマルギッテとなっている。
「そうか。残念だ。なら、クリスを嫁にもらわないか?悠斗君。君ならばクリスを安心して任せられる!」
「「な!何を言ってるのるんだ(ですか)中将閣下!!」
女性陣が抗議の声を上げる。運転手は何事も無いように運転を続けている。
「ハハハ。娘の幸せを願うのが父親だよ。そうだ!悠斗君。この間、クリスが私の為に」
フランク中将の親バカが発動した。俺やセレンは苦笑いしながらフランク中将の娘の自慢話を聞くのであった。
悠斗sideout
マルギッテside
悠斗をベルリン・デーケル国際空港に迎えに行き、車でリューベックに向かいフリードリヒ城に到着した。リムジンから私と悠斗とフランク中将閣下が降りる。セレンはそのまま車に乗って基地に帰還した。
私達は城内を歩いてリビングに向かっている。
「ほぉ〜。城事態は古い建物だが、警備は万全だな」
「当たり前ですよ悠斗。此処はフリードリヒ邸です。閣下と家族の方を守るために24時間体制で、警備にあっていますから。また、城事態も警備しやすい作りになっていますから」
悠斗は城のあちこちをま見渡す。おそらく、もしもの時の脱出路等を確認しているのだろう。
(実際には物珍しいから、あちこちを見ているだけ)
暫く廊下を歩いて行くと、大きな扉が正面に見えてきた。私達は扉までたどり着く。私は扉を開いて中に入る。
そこにはソファーでテレビを見ながら寛いでいるお嬢様がいた。
「うん?あ!マルさん!いらっしゃい!お父様もお帰りなさい」
「お邪魔しますお嬢様」
「ただいまクリス!今日はビックなゲストが来ているぞ!」
お嬢様がソファーから立ち上がり私とフランク中将閣下を出迎える。悠斗は私達の後ろにいるため、お嬢様には見えていない。
「お客さんが来ているのですか?」
「そうだよ。クリスにとって懐かしい人物だ。さあ、此方に来てくれ」
「よう。クリス。久しぶりだな。久しぶり会ったら、随分綺麗になったじゃないか」
「え!嘘!」
私の横から悠斗が前に出てくる。お嬢様は眼を何度も擦り、悠斗が偽者ではないか確認する。
悠斗が優しい笑みを浮かべて、そっとお嬢様の頭を撫でる。
「どうしたんだ、クリス?もしかして、俺のこと忘れたか?」
「
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