第12話
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のカウンターに向かい、入国管理官にパスポートと旅券を見せる。
「おはようございます。パスポートと旅券を確認させてもらいます」
「おはようございます。お願いします」
入国管理官はパスポートや旅券に不備が無いか確認する。
「お名前は不動悠斗さんですね」
「はい。間違いありません」
「うん?不動悠斗?少々お待ちください」
俺の名前を確認した入国管理官がなにやら確認をするために席を立って、奥に下がっていった。
少しして入国管理官が戻って来た。
「申し訳ございません。不動悠斗様。ドイツ軍よりお迎えが来ております。申し訳ありませんが、警備員に付いて行ってもらえませんか?」
「ドイツ軍?何故、俺にドイツ軍から向かえが来ているんだ?(確かに、帝様からの命令書にはドイツ軍と合流しろとは書かれていたが、迎えが来るなんて聞いてないぞ?)」
「申し訳ございません。私共、一般の職員には分かりませんがフランク・フリードリヒ中将閣下からのご要望ですので」
「(悩んでいても仕方ないか。まあ、向こうから迎えが来ているなら渡りに船だしな)分かりました。案内をお願いします」
「おお。良かった。では、パスポートと旅券はお返しします。警備員が案内します」
俺は近くに来ていた警備員二人に案内されて、空港のロビーに移動する。 ロビーに到着すると、赤い髪で眼帯を着用したマルギッテ・エーベルバッハと美しい髪を靡かせた美女がこちらにやって来た。お互いに向かい会う。警備員は二人が来たことを確認すると去って行った。
「久しぶりですね。悠斗」
「久しぶりだな。マルギッテ准尉。元気そうでなりよりだな」
「悠斗も変わりない・・いえ、かなり強くなったのですね」
「その様だな。昔は貧弱なガキだったお前がまさか、それほど強くなるとわな」
マルギッテ准尉は、かなりの実力者なのが分かる。立ち振る舞いに隙が少ないのだ。また、こちらの美女も立ち振る舞いに隙が少ない。たが、マルギッテ准尉程では無いが、充分な実力を持っている様だ。
「そちらの、綺麗な女性は誰でしょうか?」
「「え!?」」
二人が唖然とした表情をする。まさか、地雷を踏んだのかも知れない。
「悠斗。冗談はよしてくれないか?私は悪いが冗談があまり好きではないのだが?」
「いや、本当に思い出せないのだが」
少なくとも俺のログには何もないな。
だが、目の前の美女は額に青筋を立てている。
どうやら、真面目に地雷を踏んだ様だ。
「せ、セレン!落ち着きなさい。ドイツ軍人はうろたえないのですから」
「私は冷静だ!悠斗を殴るとしか考えていないからな!。悠斗。どうやら久しぶりにO・H・N・Sが必要な様だな」
(セレン、セレ
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