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SAO~dead line~
第1話〜茅場の真意〜
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この世界にログインしてから約3時間経過し午後4時となった今、俺は

あることに気づいた。そう

「ログアウトボタンがないんだよな〜。これが」

そのことに気づいたのは初めて30分がたった時。たまたまメニューウィンドウを見たときに見つけ

たのだ。

「まあ、遅かれ早かれみんな気づくだろう。問題は・・・」

そう、これには大きな問題がある。その問題とは

「ミスによるものか。それとも、意図的にやったことなのかだ」

ということだ。これがミスならば直ぐに片付くだろう。しかし、これが意図的なものならば

酷く残酷なものとなる。

「俺が気づいてGMコールをして3時間か〜。こりゃ、茅場の真意が見ものだな〜」

そう、GMコールをしてからまだ1回も返事が来ないのだ。

「ログアウトボタンも戻らないし・・・・本当に何考えてるんだか」

時刻が4時30分を過ぎた頃、俺は広大な草原へと足を運んでいた。




「ほっ、よっ、はっ!!」

俺はソードスキル「スラント」を使いモンスターをポリゴン片へとする。

「しっかしこのゲーム全然レベル上がんねーな。もう10分は狩ってるぞ!」

もうちょっと簡単にして欲しかったな〜と心の中で呟きながら狩ってると、視界の隅に1つの人影が入り

「うあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

そんな叫び声が聞こえてきた。ちなみにそいつはモンスターに追われて逃げ惑っている。

「ねえ、見てないで助けてあげたら?」

そんな声がして振り返ると、そこにいたのは・・・・・

「なに?どうしたの?」

うん。まあ、普通の女性プレイヤーだね。

「なんで俺が?君が行けばいいじゃん。ていうか、見てて面白いし(笑)」

すると女性プレイヤーは深刻そうな顔をして質問してくる。

「君は気づいてないの?ログアウトボタンがないことに・・」

「気づいていたよ。けど、それがどうかしたの?」

彼女はわかってないと言う風な感じで首を振った。ちょっとイラっときた。

「GMコールをしても返事が来ない。ということは「茅場が意図的におこなった」・・・ということに

なるわ」

そこまでなら俺も理解している。この先を考えないのは・・・なんとなく怖いからだ。

「ならば、この世界からログアウトするには条件がついてくることになるわ」

俺は正直聞きたくなかったが追求する。

「条件とは?」

彼女は自信満々に、俺は・・・内心震えながら聞く。

「この世界をクリアすること!」

俺はなにか胸に引っかかるものがあった・・・様な気がしたが、スルーすることにした。

「んでさ、あの人どうすんの?」

同時だった。俺と女性プレイヤーが
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