4*まともな奴ほどバカを見る
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争はしてないよ。」
…うん、合ってると思う。
少なくとも間違っちゃいないはずだよね。
いくら何でも自分のいなくなったすぐ後に戦争はおこらんだろう。
「じ、じゃあ、あの…」
むぅ、これだけじゃさすがにこの雰囲気を打破できないか。
そして喋るなら喋れ、ちょっといらつくぞ。
まぁ気持ちわからんでもないが…
「あの…ジィエスピイってどんな能力なんですか?」
…
……どうしよう…。
正直に言うか?
いや、きっととてつもなく重い心の病を疑われてしまうだろう。
でもどう 言い訳しようか…
自分も完璧には理解してないから変なとこで矛盾ができそうだし。
なにより名前がご都合主義パワーの略称だし…
と、いろいろ思案してると…
「あ…、す、すいませんでした。
し、しゃぺ、喋りたくないなら無理にいわなきちぇもいいです!」
きちぇって…
噛みすぎだぞ、青年。
とゆうか誤解だ。
「いや、喋りたくないんでなくて、説明できないっていうか、しづらいっていうか…」
うん、当たり障りない解答だ。
よく凌いだ、自分。
ほめてつかわす。
「…つまり、門外不出という事ですか?」
わぉ
どんな秘術よ。
やっぱ自分だめだわ。
凌げてないわ。
「いやちがくて、自分も把握しきれてないっていうか…」
「つまり制御仕切れないっつーことか。」
今度は別の奴が割り込んできた。
青髪の、つり目なイヤミタイプの顔。
…なにこいつ。
感じ悪い。
嫌いなタイプだ。
なんかこいつ、人を見下した喋り方するし。
めっちゃ強気で自分に自信ありまくりな顔してるし。
多分緑君(仮)との会話で自分は安全だと判断されたらしい。
らしい、のだが…
「つーかホントにてめぇがカームル殺したのか?
正直疑わしいな。」
…イラッ
「きっとあれだな、あの光とかは雷で、それがたまたまカームルに落ちたんだ。
そしてこいつがたまたまそれを発見して自分の手柄にしようとしてると。」
イライラッ
「そもそもこんな靴も買えない、変な服しか買えないような奇人のいうことなんて信用するなんてマトモじゃねーよ。
隊長もなんで城なんか…」
「ラルム!」
ブチッ!
緑君(仮)がそのラルムとやらに注意したがもう遅い。既に堪忍袋の緒どころか怒りが溜まり過ぎて袋ごとブッチしたね。
自分の心の狭さなめんな。
確かに自分の力ではないし、把握仕切れてないから制御できるかもわからない。
しかしだ、ラルムとやら。
テメェは自分を怒らせた。
まず何故に初対面でここまで批判されなならんのじゃ。
そもそも、雷なるような天気
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