2*ルナティック体験版
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
うん、なんとか落ち着いた。
心はボロボロのままだけども。
っと、まずは現状を確認しましょう。
・切羽詰まった自分は超○磁砲をぶっ放した
・猪さん滅殺
以上の事からあの自称・神は本物の神様で、自分命名・ご都合主義能力は…長いからESPでいいや、魔法じゃないらしいし、ぶっ放したの超能力だし。
とりあえずあれも本物の能力っつーわけであるということがわかる、うん。
わかるけど、釈然としない。
シュバッ!
うん、本物だ。
中二病の象徴である[目からビーム]ができた。
まじでなんでもありだなぁおい。
あぁ、鬱になる。
とりあえず、身を守る術を会得したので歩き回ってみよう。まずはあの岩山にいってみましょうか、あそこならなんか見えるかもしれないし。
?????
ガチャガチャガチャ
ガチャガチャガチャ
鎧の擦れ合う騒々しい音が扉の向こうから慌ただしくきこえてくる。
「隊長!また東の方向よりこんどは謎の光の筋が飛んでいきました!」
鎧姿の男が報告をするため扉を開けて駆け込んできた。
「何処にむかってだ。」
隊長と呼ばれた20歳ほどの赤髪の青年が、低い威厳のある声で質問する。
「北の空に飛んで行きました!
また、魔力は感知されませんでした!」
「…そうか、下がっていいぞ。」
「ハッ!」
兵士が下がると青年は頭を抱えた。
何分謎が多すぎるのだ。
いきなり東の草原から轟音と奇怪な光がでてきて、さらにこんどは光の筋が空に向かっていった。
さらにそれらから魔力が感じられない、つまりあれは魔法ではない。
そんな珍事が目の前で起きては兵士たちも警戒せざるをえない。
そしてなによりも謎なのが近頃あの草原のに住み着いていた[カームル]と呼ばれる魔物の魔力反応が消えた事。
カームルとは見た目はでかいだけの猪だが、肉食で凶暴、魔法は効かず、剣も厚い皮膚と魔力の壁による防御で弾かれ、なにより一撃の破壊力が凄まじい。
並の者なら一撃で即死だ。
それが消えた。
討伐隊を編成しようとしていた矢先なので、普通は喜ばしいのだが、なにせ何故消えたかが謎なのである。
その原因がこの城を襲わないともかぎらない。
直接行って調べるのが一番だが、場所が草原で、草と土以外なにもない。
あるとしても小型の魔物くらいだ。
なので隠密部隊に行かせても、隠れることが出来ず意味が無い。
この城で一番強い彼が一人様子見に行くわけにもいかない。
彼自身、凄腕の魔法剣士だが、それでも一人ではカームルを倒せないからだ。
したがってそのカームルを倒した者が一人だろうと数人だろうと彼一人では絶対に勝てない。
し
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ