暁 〜小説投稿サイト〜
なりたくないけどチートな勇者
2*ルナティック体験版
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、後ろ向いてみて。
じゃあ、健闘を祈る、おーばー♪】

おーばー…。

…よし、歩こう。
人生は前に向かって歩くのが一番、後ろに気配や獣の臭いを感じても、振り向かず、前をみて……。


「ブルァァァァァァァァ!!!!!」

ひいぃぃぃぃぃ!!!!!!

そう、自分がパンフを読んでる間に自分の後ろ5メートル弱の所に待機なさっていたのが、何を隠そう、オッコトヌシ様の如き雄々しい猪様でございます。
これから祟り神になるんじゃねって勢いで睨んでおられます。

自分、死んだな。

っと、来る来る来る、突進してくる!
死にたくないって!
うぉっ!

なんとか避けた、右に転がってなんとか凌いだ。
そして彼は走って行った。
けどね、あれよ。

「ブフゥゥ」

やっぱし戻ってくるのね。
わざわざ止まって自分にロックオンして。
遮蔽物がないからぶつかったりしないから彼も無傷だし。

「ブファァァァァァ!!!」

次きそうです、はい。
つかきます。
やらなきゃやられる。
練習って、言われても死にそっすよぅわっ!!!

またきた、突進。
直線でしかこないから避けるのは簡単だけど、
いかんせん体力がもたない。
なにか、なんかないかっ。

「ブルァァァァァァァァ!!!」

っつ!
またくる!

彼は止まって方向をこっちを向こうとしている。
もういい、どうとでもなれ。
だめでもともとじゃい。!
そう思いながら自分はポケットからコインを出して。
構える、猪さんに狙いを定めて。

そして

「吹きっ、飛べーー!!!」

叫びながら撃った、藁にも縋る思いであのクソ女神の言葉を信じて。
真っ先に思い付いた必殺技的な物をぶっ飛ばした。

すると

ドゴオォォォォォォ!!!!!

轟音と一緒に巨大なレーザーのような物が飛んでった。
そして30メートルほどの距離の地面をえぐって消えた、猪さんは痕跡も残ってない。

いや多分あの黒いばらばらになった塊がもともと猪だったものだろう。
うん、猪様の成れの果て。

対する自分は茫然自失。

「はいっ?」
事が起こってからこの言葉を発するまで20秒はかかった。
そして

「なんじゃこりゃぁぁ!!!」

叫んだ、限りなく。
そりゃあまさかホントにツンデレビリビリ少女の必殺技がでるとはおもっちゃいなかったからね。

とりあえず。

身体は無事だけど精神ズタボロです。

このままいけばいずれ、いや、絶対ストレスで胃潰瘍になる自信がある。
…はぁ

とりあえず落ち着こう、はい深呼吸。
吸ってーはいてー、吸ってーはいてー。



……

………
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