暁 〜小説投稿サイト〜
なりたくないけどチートな勇者
1*神様に出会った日
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な!

「まぁとにかく、君には旅立って貰います。
このままこの世界にいても君の存在無かった事になってるし。」
おいっ!
なんつーことすんだ貴様!

「とりあえず、異世界の注意事項。
まず君には能力を付けておきます。
魔物とかのいるよーなRPGな世界だし。」

無視か、シカトか、知らんぷりかばかやろう。
そして能力ってなんだばかやろう。
たったと教えろばかやろう。ついでにもひとつばかやろう。

「…次、顔からいく?」

すいません、ごめんなさい、もう某三姉妹の末っ子のまねはしません、二度としません、激しくあやまります、ごめんなさい。

「ならいいけど、次やったら潰れたトマトだから。」

ひぃ

「で、能力だけどめんどいからこの部屋にあるもん全部でいーや。」

……ハ?
この部屋のどこに能力が転がってると、漫画とゲームしかないやん。
「うんそれ、ここにあるオタグッズの能力や技、全部使えるから自由につかいなさい。
以上、異世界の注意事項おわり。」

全部って、チートすぎる…
そしておわりって、それだけかい。
それとオタグッズて、漫画とゲームだけだぞ、フィギュアまでは堕ちてないからな。

「うん、いきゃわかるから。
とりあえず荷造りしなさい、着替えとか。」

他に説明は?

「いきゃわかるから、百聞は一見にしかずだから。
そしてわたしがめんどいだから。
強いて言うなら魔物や魔王がいる世界ってだけ。」

そこら辺詳しく!!!!
めんどくさがらず!!!!

「やだ、めんどい。」

このアマ…

「いきゃわかるって、つか荷造り荷造り。」

んなこといっても急にできるかっての。

「早くしてよ、待ってんだから。」

…こいつ、いつか締める。

「そだ、さっそく能力使えば秒速じゃん。
とっとと使いなよ。」

いや、その能力っつのもよくわからんのだが。

「だからあれさ、そのパジャマのポケットが青狸の袋になるのをイメージしなさい。」

…何いってんのさこのキチガイ。
んなことできるはずがないじゃん。

ってぇ!
なにしに箪笥持ち上げっ、つかどやって、つかなに、ナニ、何 !!?

「いーから、イメージするの、さぁ!!!」

ちょまっ!
わかったから潰さないで潰さないで。するからちゃんと、これは四次元○ケット、これは四次元○ケット…

「えいっ」

うわっ、ちょまて、潰れるっ、圧死す……しない。
ポケットにインした…。

「できるっしょや。」

できたっすね。

「つーわけで、荷造り再開」

…わけわかんね。



*10分くらい後*

こんなに物がない部屋初めてです、はい。
「荷造り完
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