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チートな転生者の奏でる『俺の転生物語』原作どこいった!?
『管理局との邂逅』
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りものだ。

「前も言ったよな一人で抱え込む必要はないって」

俺が言えた義理ではないが……できるならこの子の重荷を減らしてやりたい。

「…………」

ただ黙るなのは。

「それは確かになのはの悪い癖だよ」

「そうよ!」

「俺にとってもアリサちゃん達にとってもなのはは大切な存在なんだよ、だから頼ってほしいんだ」

俺は諭すようになのはの頭を優しく撫でながら言う。

「だからね、なんでもかんでも一人で抱え込まず苦しいなら頼っていいんだよ」

そんな俺の言葉に、

「ごめん……なさい……」

小さく絞り出すかのようにポツリポツリと言葉を出し、

倒れ込むように零の胸抱きつき顔をうずめながら謝るなのは。

「ハハ……なのはは相変わらず泣き虫だな……」

出会った当初からそこだけはあんまり変わらないな。

「あぅ〜」

恥ずかしそうに顔を赤らめながらも零から離れようとはしないなのは。

「まぁ なにはともあれ近い内に全部終わらせようか」

そう……悲劇をハッピーエンドに変えてね。

自分勝手な考えではあるがあの家族は救われるべきだと思っている。

どんな方法であろうともね。

「うん……」

「ちょっとちょっとなのは! なに良い雰囲気になってんのよ!?」

若干シリアスな場面であったのだがそこにアリサが入り場の雰囲気が変わる。

「にゃっ!?」

「アハハ」

「まぁ いいわ 深くは聞かないであげるわよ……」

「ありがとうなの アリサちゃん」

礼を言うなのは。

「そ・の・か・わ・り」

声を荒げながら凄い剣幕で迫るアリサ。

「全部が終わったらアタシ達にもちゃんと紹介しなさいよ」

アリサの一言に、

「わかったの!」

力強く頷くなのは。

「これにて一見落着かな?」

とりあえずこの場が落ち着いたのですずかちゃんを呼ぶとしますか。

俺はすずかちゃんのいる場所へと歩きケンカが終わった事を伝える。

「そうですか」

「まぁ 終わり良ければ全て良しってね」

「フフ そうですね」

俺の言葉に笑いながら相槌を打つすずか。

「まぁ とりあえず近い内に終わるからその時にね」

「わかったわよ……」


その後俺となのははアリサ達と別れてなのはの家に行き、

なのはの部屋にいるユーノを交えて今後の事について話し合う。

「まぁ 今までとやる事は変わりないんだけどね」

「そうですね」

「フェイトちゃんとちゃんとお話したいの……」

その後色々と今後の事を話し合うなか、

「今夜あたりがヤマなのかもな」

俺はボソりと呟く。

「お兄ちゃん?」

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