第八話
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ヴェントとカノンノが魔術を放つ。
「消えろ!エアスラスト!」
「ライトニング!」
風の刃がデカパンを斬りさくと、空から雷が現れデカパンは悲鳴をあげながら消滅する。
「やったね、シング!」
「うん!いい連携だったよ!」
「いいな~、二人とも・・・私もディアとやってみたい」
ディアとシングがハイタッチしてると、カノンノはそれを羨ましそうに見ていて、最後の言葉は小声で誰にも聞こえなかった。
次の魔物が現れないうちに、ディアたちは先に進み、目的の薬草を発見する。
ディアたちは時間をかけながらやくそうを採取し依頼をクリアする。
「後は船に戻るだけだな」
「ふぅ、疲れた~~、少しゆっくり行こうよ」
ディアたちは完全に油断してをり、背後から近づいて来た魔物に気づかなかった。
「きゃぁぁぁ!」
「え?うわぁぁぁぁ!」
突然カノンノが悲鳴を上げ、ディアは後ろを振り向くと、カノンノがディアに向かって飛んできて、ディアはカノンノを受け止めるが止めきれずディアはカノンノを抱き止めたまま地面に倒れこむ。
ヴェントとシングも急いで後ろを振り向くと、巨大な魔物がいて唾を飲む。
「こいつは、グレルホルン!」
「えっと、グレル何?」
「グレルホルンだ!本当はもっと奥地に生息するのに・・かなり危険だから気を付けろ!」
ヴェントを拳を構えると、シングも剣を取りだし戦闘体制をとる。
「カノンノ!僕たちも行こう!」
「うん!」
ディアとカノンノはヴェントとシングの側まで駆け寄ると、ヴェントが先にグレルホルンを攻撃する。
「魔神拳!」
ヴェントの放つ衝撃波はグレルホルンに向かい、襲おうとするとグレルホルンは自らの腕で衝撃波を粉砕する。
「ウインドカッター!」
「昇煌陣!」
ディアは無詠唱の風の刃、シングはグレルホルンの側で剣を突き刺し、とてつもない衝撃波を放つが、グレルホルンは風の刃を受けても全く怯まず、前の足をあげると勢いよく地面に叩きつけ巨大な衝撃波がシングの衝撃波を消滅させシングを吹き飛ばす。
「うわぁぁ!」
「シング!」
「俺は大丈夫!」
シングは空中で回転して地面に着地するとそのまま勢いをつけてグレルホルンに突撃しディアとカノンノもそれに続き、ヴェントは魔術の詠唱を始める。
「流星衝!星影連波!」
「瞬連刃!」
「獅子戦吼!!」
三人の連続攻撃を放つが、グレルホルンは少し怯んだくらいで、シングを掴むとそのままヴェントに向かって投げつけて、ヴェントは詠唱を止めシングを支えると、ディアとカノンノは尻尾を振り回され避けることができず壁にぶつかる。
「うぐぅぅ!」
「あぁぁぁ!」
ディ
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