暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
コードギアスR1
0153話
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かべるレモンと微妙に照れを見せるコーネリアだったが、数分後にはそれも落ち着きこれからの事を相談する。

「取りあえずコーネリアはアクセルが言ってた通りに1年は動かないという事でいいのかしら?」
「ああ。それで構わない」
「となると……アクセル。リュケイオスの転移実験を再開するわよ」
「まだ実験する必要があるのか?」
「ええ、リンク装置やマーカー、それにゲート。これらがきちんと動いているのは確認できたけど、あくまでもそれはコーネリアの世界に限っての事よ。実証は幾らあっても足りないの」

 確かにレモンの言っている事は確かだ。シャドウミラーのこれからを考えれば確実を期すのは悪い話じゃない。

「それは私も参加してもいいのか?」

 だが、コーネリアがこう言ってくるのはちょっと予想外ではある。

「悪いけど、コーネリアにはしばらくホワイトスターでの生活や技術レベルに慣れてもらう為にもこっちに残って貰うわ」
「しかし!」
「落ち着いて頂戴。大体コーネリアもアクセルの力を知っているんでしょう? 下手をしたら足手まといになってしまうわよ?」
「……了解した」

 どこか気落ちした様子を見せるコーネリアの髪を撫でる。

「そう落ち込むな。知っての通り俺は頑丈だからな。ちょっとやそっとの事ではどうという事もない。それに俺の帰ってくる場所にお前達二人が待っててくれるのならそれこそ黒の騎士団だろうが、中華連邦だろうが俺一人で倒してみせるさ」
「はいはい、分かったから余りイチャつかないでくれるかしら? まずは転移実験についてよ。実験は一週間後を予定しているわ。それと前回の転移実験の反省を踏まえてグロウセイヴァーではなくパイロットスーツを着込んだ状態で転移してもらうけど、いいわね?」

 レモンの言葉に黙って頷く。
 コードギアスの世界に転移する時は転移実験自体が初めてと言う事もありグロウセイヴァーに乗って転移した。だが、コードギアスの世界で使われているKMFは4〜5m程度と20mオーバーのグロウセイヴァーに比べるとかなり小型だ。トリニティゲインに関して言えば40mオーバーなので9〜10倍もの差がある。
 それを考えると、次の世界がどんな場所か分からない以上はパイロットスーツで転移するというのは正しいだろう。





 一週間後、俺の姿は転移区画にあった。周囲には前回と同じく実験の経過を観察する為の技術班の面々と、それを率いるレモン。そしてコーネリアの姿もある。
 俺自身はというと、シャドウミラーで使っていたパイロットスーツに身を包み、実験の開始を待っている。必要そうな荷物については既に空間倉庫に格納済みなので、レモンがカスタマイズしてくれた拳銃とナイフくらいしか持っているものはない。

「アクセル」

 
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