コードギアスR1
0153話
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へと運んだ。
「アクセルがシャワーを浴びている間にレモンから連絡があった。その、私との事が一段落したら顔を出して欲しいそうだ。これからのについて相談したいと。もちろん私も一緒にだが」
口の中のサンドイッチを紅茶で流し込みながら頷く。
にしても、このサンドイッチはキブツで合成されたものとは言えそれなりに美味いな。前世的な感覚で言うのならコンビニで売ってるレベルのサンドイッチと例えれば分かりやすいかもしれない。
「その、アクセル。昨日は嬉しかったぞ」
ぶほっ!
突然顔を赤く染めたコーネリアが放ったその言葉に思わず口の中からサンドイッチを吹き出しそうになったが、なんとか堪える事に成功する。
こういう時にそういう事を言われると、妙に照れくさい。だが嬉しそうな顔をしているコーネリアを見ると、何も言う事は出来なくなった。
そうこうしているうちに昼も近いこの時間の、朝食ではなくブランチと呼ぶべき食事も終わりを告げる。
皿やカップを台所にある食器洗い機へとセットし、そのまま家を出る……前に、何故か俺の前へと回り込んだコーネリアに唇を塞がれる。
「その、朝の挨拶のようなものだ。恋人同士では普通の事なのだろう?」
「いや、それは恋人じゃなくて新婚夫婦だと思うのだが」
「新っ!?」
誰に騙されたのかは分からないが、再び顔を真っ赤に染め上げるコーネリア。……いや、誰と言うか恐らくはレモンなのだろうが。
「嬉しいか嬉しくないかで言えばもちろん嬉しいけどな。……ほら、コーネリア。レモンの部屋へ行くぞ」
顔を真っ赤にして身悶えているコーネリアを連れ、レモンの家……ではなく、研究室へと向かった。
「あらあら。昨夜はお楽しみだったみたいね」
妙ににこやかな笑顔を浮かべながらレモンが笑う。俺は既に慣れたが、人造人間の生成チャンバーがずらりと並んでいるこの部屋でにこやかなレモンの顔を見ていると何故か背筋にゾワリと来るものがある。
「取りあえず、コーネリアに関してはもういいわ。アクセルの事だからいつかこういう状況になる事は分かっていたんだし」
「レモン、それはつまり……」
「ええ、この人は天然物の女誑しなのよ」
「ちょっと待て。それは聞き捨てならないぞ」
レモンやコーネリア以外の女に興味はないとまでは言わないが、別に他の女にちょっかいを出している訳ではない。女誑しという言葉は聞き捨てならなかった。
「……ね? コーネリア、貴方も似たようなものでしょう?」
「いや、その……まぁ、そうだな」
何やら女二人で分かり合っている。この二人相手では俺には到底勝ち目がないというのは既に分かっている為に、無条件降伏する事しか出来なかった。
そんな俺を見ながら微笑を浮
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