第31話 仲魔、仲間、友達。そして、家族(3)
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も体型が一切変わっていないリリーさんに、店中の女の人の恨みがましい視線が集まります。
「はい、ありがとうございます。それで、相談はしっかりまとまったかしら?」
「はいっ。これから、頑張ってみようと思います」
「そう。えらいわよ、リリーちゃん」
「そうでしょ〜、これでいっぱい! ジュンゴから褒めてもらえるわねっ!」
「えぇ…。でもまず、これだけお願いできるかしら?」
そう言って、笑顔で桃子さんが差し出したレシートを見て、リリーさんがびしぃって固まります。
ええっと…………。え、えぇぇぇ! な、なんなのこの値段っ!
「も、モモコ……。これ、ツケって事にできないかしら?」
「あら、そうしたら、純吾君にツケちゃう事になるけど、いいの?」
「へぇっ! う、ううぅうううぅぅぅーーーーっ!?」
純吾君に迷惑かけたくないリリーさんが、頭を抱えて唸り始めます。そうして、しばらくしてから、こう答えました。
「モモコぉ、ここで働いて返すって、ありかしら?」
……あぁ、士郎さん、ご愁傷様です。
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