第三十九話 君子の絆その七
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「政府が関わっているんですか」
「この場合はよい関与ですね」
日本人の無欲な国民性と彼等が構成する政府の野心のなさがだ、幸いしているというのだ。
「幸いにして」
「そうですね。戦いなんてものは」
「何も生み出しません」
大石はこのことは淡々とした口調で述べた。
「本当に何もです」
「そうですね。政府もいいことはするんですね」
「します。そういう時もあります」
「それじゃあ僕達は工藤さんと高橋さんにも」
「安心して協力できますね」
「そうですね。政府が後押しをしてくれるのなら」
それならばだとだ。大石も微笑んで言う。
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